まちの話題 Zoom Up IBUSUKI(2)

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■イベント収益金を市へ寄付　ラーメンで指宿のために
株式会社指宿堂の安間二郎(あんまじろう)最高経営責任者(CEO)が4月28日に市長を訪問し、市への寄付金119,030円を手渡しました。市内をはじめ海外にラーメン店を展開し創業13周年を迎えた同社が、日頃の感謝を込めて1杯130円でラーメンを提供するイベントを実施。一時は2時間半待ちの行列ができるなど多くのファンが詰めかけ、その日の売上金全額を寄付しました。安間CEOは「市の発展のために寄付金を役立ててほしい」と話しました。

■地域おこし協力隊員に2人が就任　移住者目線でまちおこし
地域おこし協力隊員として、砂川未加子(すなかわみかこ)さんと長山智寛(ながやまちひろ)さんが4月から新たに就任しました。砂川さんは大阪府出身で、旅行で訪れた指宿が気に入り移住。移住相談業務を担当します。長山さんは神奈川県出身で、親族が指宿に縁があり移住。空き家活用業務を担当します。砂川さんは「指宿の自然の豊かさが気に入った。同じ移住者目線で寄り添えたら」、長山さんは「指宿は心安らぐまち。皆さんに必要とされるよう頑張りたい」と抱負を話しました。

■はしむれこどもフェスティバルが開催　楽しく古代に触れる
はしむれこどもフェスティバルが5月3日から3日間、時遊館COCCOはしむれで行われました。奈良県の平城宮跡から出土し、魔よけとして使われていた隼人の楯を再現する体験や忠実に再現された遺跡発掘調査体験が行われ、多くの子どもたちが楽しみました。枕崎市から発掘体験に参加した小学5年の平岡紬希(ひらおかつむぎ)さんは「土器を発掘する職業の楽しさや大変さが分かった。次はもっと多く発掘したい」と話しました。

■株式会社FANTAS(ファンタス)と連携協定締結式　トップランナーを支援
F1ドライバーを目指す女子高生カーレーサーで祖母が市出身の野田樹潤(のだじゅじゅ)さんを支援しようと、株式会社FANTASと市が5月1日、シティプロモーションに関する協定を締結しました。協定は各分野で活躍する方を企業版ふるさと納税を活用して市が支援し、市のPRや地域活性化を図るもの。締結式にはポルトガルでのレースを終えたばかりの野田さんもオンラインで出席し「祖母のふるさとである指宿市に応援してもらえてうれしい」と話しました。

■転入教職員が新任地で宣誓　72名が指宿の教壇へ
市内の小中学校・指宿商業高校・市教育委員会に新たに赴任した教職員の宣誓式が4月7日、市民会館で行われました。式では72名の教職員を代表して指宿小学校の有田成志(ありたまさゆき)教頭が宣誓を行い、山川小学校の口ノ町亨(くちのまちとおる)校長が「心身共にたくましい子どもに育つよう保護者や地域の皆さまと一緒に取り組みたい」とあいさつ。新規採用され指宿市が初任地となった下(しも)なつみ教諭は「指宿のことを勉強し、子どもたちと一緒に成長していきたい」と抱負を話しました。

■菜の花マーチで参加者を救う　迅速な救命活動に感謝
菜の花マーチ実行委員会から救命活動者への感謝状贈呈式が3月29日に行われました。救命活動を行ったのは中村拓郎(なかむらたくろう)さん・妻のひとみさん・長女の莉彩(りさ)さん。3人はイベントに参加していたところ、倒れている他の参加者に遭遇。看護師資格を持つ3人が、その知識と経験を生かし迅速に対応しました。救助された参加者は一命をとりとめ、イベントへの再挑戦を目指しているそうです。ひとみさんは「助けるために無我夢中だった。助かってくれてうれしい」と話しました。

■川上神社で魚魂祭　命の恵みに感謝し発展を願う
魚魂祭が4月18日、唐船峡の川上神社で行われました。食事に提供されるコイやマスの命に感謝をささげるお祭りで、近隣でそうめん流しを運営する3事業者が合同で毎年実施しています。祭典では祭主が祭詞を読み上げ、各代表者が玉串をささげました。市営唐船峡そうめん流しの海江田勝博(かいえだかつひろ)支配人は「命への感謝と1年間の商売繁盛をお祈りした。コロナ禍を乗り越え、地域活性化のために今後も力を尽くしたい」と決意を話しました。

■命を守る旗が指宿へ　旗で見守りを呼び掛け
命を守る旗リレーの伝達式が4月10日、指宿庁舎で行われました。県交通安全母の会の活動の一環で「命を守る旗」を県内各市町村がリレー方式で引き継ぎ、旗を約1カ月間掲げることで交通安全の取り組みを呼び掛けるもの。式では鹿児島市から指宿市へ旗が引き継がれました。指宿市交通安全母の会の上村悦子(かみむらえつこ)会長は「痛ましい事故が起きないように呼び掛けなどの交通安全活動を行いたい」と意気込みを話しました。