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自治体の皆さまへ

特集 あなたのこころ、命をまもるために

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鹿児島県日置市

■生きることの包括的支援としての取り組み

9月10日から9月16日までは「自殺予防週間」です。
今月は本市における自殺対策の取り組みをご紹介します。

○「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現」を目指して
本市では自殺をめぐる現状を踏まえ、各種事業に取り組んでいます。主な取り組みとしては、地域課題を共有し必要な取り組みを検討する協議会、全庁的な取り組み推進のための庁内連絡会、ゲートキーパー養成講座、こころの講演会などです。昨年度の協議会では「より伝わる周知啓発活動」をテーマに意見交換を行い「相談先の案内チラシをもっとわかりやすくしてはどうか」「子どもたちがより心のSOSを出しやすいよう、デジタルの活用をしてみてはどうか」といった活発な意見が出されました。

○心の悩みを相談しませんか
市では電話相談の他、面接相談や訪問を行っています。あなたやあなたの身の回りで心の悩みを抱えている方はいませんか。一人で抱え込まず、まずは相談してみてください。

◆ゲートキーパー養成に力を入れています
ゲートキーパーとは、生きづらさやつらい気持ちを抱えている人に、「気づき」「声をかけ」「聴いて」「つないで(専門家に)」「見守る」人のことです。
日置市では、さまざまな職種や地域のかたがたに向けたゲートキーパー養成講座にも力を入れています。

◆~自死遺族の方のための家族会~こころ・つむぎの会
対象:大切な方を自死で亡くされた方
会場:県精神保健福祉センター(ハートピア内2階)
鹿児島市小野一丁目1-1
日程:令和5年10月4日(水)、12月10日(日)、令和6年2月7日(水)
時間:午後1時30分~午後3時30分(受付午後1時~)

問合せ:県自殺予防情報センター
【電話】099-228-9558

◆~あなたの心を守りたい~相談先一覧
・日置市健康保険課 健康づくり係【電話】99-248-9421
・伊集院保健所 地域保健福祉課【電話】099-272-6301
・鹿児島県精神保健福祉センター【電話】099-218-4755
※いずれも平日午前8時30分~午後5時

問合せ:健康保険課・健康づくり係
【電話】248-9421(直通)

■SOSの出し方教育~こどもの「生きる力」を育む~
○「心」「命」について学ぶ
本市では「困難やストレスに直面した児童、生徒が信頼できる大人に助けの声をあげられること」を目標として、主に市内の中学1年生を対象に「SOSの出し方に関する教育」を行っています。令和2年度から開始し、令和4年度までに全ての中学校で実施しました。今年度は市内7校(中学校6校、小学校1校)で実施予定です。また、養護教諭や保護者を対象とした「SOSの受け止め方教育」も実施しています。
授業の中では子どもたちが困りや悩みを感じた時に誰にどのように相談すればいいのか、その時の声の上げ方や相談先を具体的に学んだり、互いに傷つけあわないためのコミュニケーションの取り方などを学んでいます。
また、中学2年生には命ふれあい体験授業、中学3年生には性教育を実施しており、中学校3年間の流れの中で「命」や「心」に関連した学びを深めてもらう仕組みを作っています。今後も学校や地域と連携を図り、子どもたちの「生きる力」を育む支援を行ってまいります。

◆SOSの出し方教育を受けた生徒の声
※一部抜粋
・大切なもの・支えてくれる人の存在の大切さをとても実感できました。
・うまくいかないことがあった時は気分転換したり困った時は周りの友達や大人に相談したりしていきたいです。
・中学生になってから色々なことを考えこむようになりました。上手に気分転換して自分の中にため込まず、今回学んだことを試してみようと思いました。

◆中学生を対象にした「心」「命」の授業
(1)SOSの出し方教育(対象:中学1年生)
困難やストレスに直面した生徒が信頼できる大人にSOSの声を上げることが出来る方法を学ぶ授業
(2)命ふれあい体験授業(対象:中学2年生)
妊婦体験や赤ちゃんの抱っこ体験を行い、生徒自身も大切に育てられてきたことを実感してもらう授業
(3)性教育(対象:中学3年生)

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