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令和5年第1回薩摩川内市議会定例会「施政方針」の概要(1)

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鹿児島県 薩摩川内市

令和5年2月20日開会の第1回市議会定例会において、田中良二市長が述べた市政に関する考え方や方針の概要を一部紹介します。
なお、全文は市ホームぺージ上でも紹介しています。

■国の動向
第211回通常国会の施政方針演説において、岸田文雄(きしだふみお)内閣総理大臣は、昨今の状況を「歴史の転換点」であると述べ、深刻さを増す気候変動問題、感染症対策などの地球規模の課題、世界中で生じている格差問題などの現実を前に、今こそ、新たな方向に足を踏み出さなければならない、力を合わせ、共に、新時代の国づくり、安定した国際秩序づくりを進めていこうと国民に呼び掛けました。
その上で、「防衛力の抜本的強化」、「新しい資本主義」、「こども・子育て政策」、「包摂的な経済社会づくり」、「災害対応・復興支援」、「新型コロナ」、「外交・安全保障」、「憲法改正」、「政治の信頼」の柱で政策を進めるとされています。

■施策の概要
本市においても、誰一人取り残さない持続可能な社会の構築のためには、人口減少、少子化対策などが喫緊(きっきん)の課題であります。その中で、社会保障費、公共施設などの維持管理費が増加していることから、なお一層の健全な行財政運営に努めていく必要があります。
このような認識の下、本市の令和5年度の主要施策につきましては、新たな行政課題に適切に対応していくとともに、選択と集中により次ページの施策をはじめ各般の取り組みを推進してまいります。

■予算の大綱
令和5年度当初予算案においては、アフターコロナを見据えた薩摩川内市の中期的展望(※1)、第2次総合計画および総合戦略に基づく施策の推進、未来創生10ビジョン(※2)の実現に向けた事業の実施、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止および地域経済対策に資する事業の実施、薩摩川内市SDGs・カーボンニュートラル宣言を踏まえた予算を編成したところであります。
これらの結果、一般会計当初予算の規模は、前年度当初予算に比べ、2パーセント増の545億4千万円となりました。また、温泉給湯事業など9つの特別会計は、合計で260億5403万6千円となった他、水道事業など3つの公営企業会計は、合計で56億5488万7千円となりました。

■むすび
最後に、本年度も各種施策を展開・推進するに当たり、市民の皆さまのより一層のご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます

◆(※1)アフターコロナを見据えた薩摩川内市の中期的展望とは…
おおむね令和10年4月を目途に、実現を目指す田中良二市長の戦略方針です。

▽5つの未来創生
(1)新ビジョンの策定
・第3次総合計画策定
・48地区コミュニティの地区振興計画改訂
(2)循環経済・産業拠点の創出~川内港臨海ゾーン整備
・川内港久見崎みらいゾーンの分譲・企業立地
・南九州西回り自動車道阿久根川内道路薩摩川内水引IC~(仮称)湯田西方ICの供用 など
(3)雇用の創出
・既存誘致企業の拡張推進
・新規就農者育成拠点施設、閉校跡地の利活用推進
(4)交流の創出
・全国大会の開催支援、誘致
・川内文化ホール跡地活用施設の整備促進
(5)甑島医療体制の整備
・甑島の診療所などの再編、整備

◆(※2)未来創生10ビジョンとは…
田中良二市長の公約であり、第2次薩摩川内市総合計画を踏まえつつ、「未来創造」と「地方創生」の2つを柱として本市の未来への発展と各地域の均衡ある発展を目指します。

▽未来創造ビジョン ~未来への発展に向けて
(1)コロナ復興・スマートシティ
(2)産業経済
(3)文化・スポーツ・観光
(4)社会基盤
(5)定住促進・新たな国際化

▽地方創生ビジョン ~均衡ある発展に向けて
(1)人材の育成・活躍
(2)コミュニティ・環境
(3)健康・福祉
(4)子ども・教育
(5)市役所改革

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