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躍動! 薩摩川内の若者たち(2)

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鹿児島県 薩摩川内市

■第17回全日本都道府県対抗少年剣道優勝大会
準優勝 育英館剣道スポーツ少年団 育英小学校6年生

◇七転八起 ひいおじいちゃんの背中を追い掛けて
今村豪優(いまむらごう)
第17回全日本都道府県対抗少年剣道優勝大会で、先鋒として出場し、団体準優勝に貢献した今村豪優さん。今大会に選抜された選手5人の中で、薩摩半島では今村さん1人だけが選ばれました。この大会で、これまで一緒に剣道をしてみたいと思っていた県選抜の仲間たちと共に試合に臨めたことが楽しく、「自分たちの剣道が全国に通用してうれしかった。とても良いメンバーに巡り合えた」と話します。
剣道一家で育った今村さん。大好きな兄が剣道を始めたのをきっかけに、5歳のころから始めました。相面(あいめん)が得意で、試合中は、ただ勝つという気持ちを胸に試合に臨み、大将を任されることも。“今村さんにつなげば何とかしてくれる”と指導者からも信頼されています。
過去の動画を見返し、苦手な出小手(でこて)のタイミングをつかむ練習を積み、試合前は試合中動けるよう朝食を食べないというストイックさ。
その反面、「頑張ったときはお母さん手作りの大好きなハンバーグをご褒美としてお願いします」と笑顔で話してくれました。
4月からは剣道を極めるため、県外の中学校へ行くという今村さん。親元から離れることに不安を持ちながらも、逃げ出さず、生活と剣道を両立して頑張りたいと話します。
尊敬する選手は、「戦争で片足を失ったにもかかわらず日本一を勝ち取ったひいおじいちゃん」と話す今村さん。新天地でもひいおじいちゃんの背中を追い掛け、日本一を目指します。

■第31回全国小学生バドミントン選手権大会
男子ダブルス4年生以下 準優勝
バドミントンクラブRKR 亀山小学校3年生

◇より高くより早くより前へ
下永田(しもながた)せお
第31回全国小学生バドミントン選手権大会男子ダブルス4年生以下の部で準優勝を収めた下永田晟旺さん。友達が通うクラブの体験へ参加したことをきっかけにバドミントンを始めました。もともとは空手で全国チャンピオンになったこともありましたが、バドミントン経験わずか2年で県大会と九州大会で優勝。そして全国大会へ出場するなど、ひた向きな努力が伝わります。
そんな努力家の下永田さんですが、試合前には那須川天心(なすかわてんしん)選手の入場曲である矢沢永吉(やざわえいきち)さんの「止まらないHa~Ha」を聞いて気持ちを高めるなど、意外な一面も。
「調子が上がらない時には、自分がどうしたいのか、何をしたら良いかなど、アドバイスや励ましの言葉を掛けて、いつも僕の気持ちを高めてくれるお父さんとたくさん話をして、気持ちを整理しています」と、どんなに気持ちが落ち込んでも、逃げずに、「バドミントン」そして「自分自身」と向き合っています。そして試合前・中には、「優勝」この2文字しか考えないそうです。
将来は、「オリンピックで優勝すること、世界ランキング1位になること」と話す下永田さんは、桃田賢人(ももたけんと)選手など憧れの選手をを追い掛け、今日もがむしゃらに練習に励みます。

■第16回西日本小学生 ソフトテニス選手権大会
男子団体 準優勝
隈之城ジュニアソフトテニスクラブ
隈之城小学校6年生

第16回西日本小学生ソフトテニス選手権大会に県代表として出場した、有馬恭樹さん、池畑颯紀さん、大迫優斗さん。
強豪ぞろいの大会は、どの試合も接戦の中、ペアと力を合わせ第3、第2シードを次々に撃破。決勝で岡山県代表に惜敗したものの、見事準優勝に輝きました。
3人は、週3回の練習を基本に自主練習など日々の練習に励み、14人のチームメイトと一緒に練習を盛り上げてきました。

◇一球一球に魂を込めて
有馬恭樹(ありまやすき)
「試合前に炭酸飲料を飲むと調子が良いからルーティンにしている」と笑顔で話してくれた有馬恭樹さん。
西日本大会には、県代表という誇りを胸に出場し、強い相手にもリラックスして試合ができたそうです。
父の影響で小学1年生から始めたソフトテニス。とても楽しかったはずが、新型コロナウイルス感染症の影響で多くの大会が中止になり、やる気がなくなり両親に反抗することもありました。
それでも大会が開催されることを信じて諦めることなく練習に取り組み、調子が良くないときは「気持ち」という言葉を何回も言葉にすることでモチベーションを保ってきました。
将来は、「建築士になって家を作りたい」と話す有馬さん。中学校では隈之城ジュニアの仲間と小学校で達成できなかった全国優勝を目指します。

◇実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな
池畑颯紀(いけはたそうき)
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
父に、成績が良いときこそ調子に乗らないように言われて以来、謙虚さや礼儀を心掛け、座右の銘にしているという池畑颯紀さんは、家族の影響でソフトテニスを始めました。
西日本大会は、「緊張したけどレベルの高い相手との試合が楽しかった」と振り返ります。
試合中は、前向きな言葉を声に出し、ペアとお互いに励まし合ったり自分に自信を付けるようなことを考えています。それでも、思った通りに打てないことや、気持ちが保てなくなったりして辛い日もありました。
そんなときの息抜きは、愛犬の「ナナちゃん」と散歩したり遊ぶことだと笑顔で話す姿から、愛犬が大好きなことが伝わってきます。
将来は、「電気管理技術者としてお父さんと一緒に仕事をしたい」と話す池畑さん。中学校ではいろんな大会で優勝することが目標です。

◇諦めたらそこで試合終了ですよ
大迫優斗(おおさこゆうと)
父と兄の影響で小学2年生からソフトテニスを始めた大迫優斗さん。
西日本大会は、「みんな強くてびっくりしたけど、自分のレベルアップにつながった」と胸を張ります。
ソフトテニスの魅力は、「みんなで団結して戦い、勝ったときに喜び合えること」と話してくれた大迫さんは、サーブが入らないときなど家族で動画を一緒に見て練習しています。試合でも、「ピンチのときに、兄からの『最後まで諦めるな』『笑顔、笑顔』という言葉が支えになりました」と家族への感謝の気持ちを話してくれました。
試合中、自分が調子の良いときの姿を思い出すようにしていて、どんな状況になっても最後まで試合を諦めません。
中学校では、大きな大会に出場して優勝することが目標です。

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