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躍動! 薩摩川内の若者たち(1)

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鹿児島県 薩摩川内市

本市の将来を担う若者たち。スポーツや文化、その分野は違えど、真摯(しんし)にそして一生懸命に取り組むその姿は、いつの時代も私たちに勇気と感動を与えてくれます。
今回は、さまざまな分野で活躍する若者たちの軌跡を追い、ご紹介いたします。
(各年度表記は、取材時(昨年度)のものになります。新年度となり、学年が一つ上がっている他、卒業している生徒もいますので、あらかじめご了承ください。)

■第35回全日本マーチングコンテスト全国大会
中学生の部 銀賞 川内北中学校吹奏楽部

◇輝響 It’s no impossible♪
川内北中吹奏楽部
第35回全日本マーチングコンテスト全国大会中学生の部で銀賞を収めた川内北中学校吹奏楽部。取り組みわずか2年での功績に皆さんも驚かれたのではないでしょうか。
今回は、代表して部長の佐藤芽依(さとうめい)さん、副部長の青木楓凛那(あおきかりな)さん、古澤楓香(ふるさわふうか)さんにお話を聞きました。
今までは吹奏楽だけの活動だった川内北中学校吹奏楽部。3年前に赴任した宇都先生の「マーチングやってみない?」の一言をきっかけに始まりました。
「演奏に加え、動きをきれいにそろえなければならないので、最初はとにかく大変でした」と話す古澤さんですが、練習や大会を重ねるにつれ、仲間と合わせる楽しさや見てくれる人に耳と目で楽しんでもらうことにやりがいを実感していったそうです。
また、青木さんは、「大きな大会に出場すればするほど、目標も大きくなり、練習の質を上げるために、時には後輩へ厳しく接しなければならず、心が辛い時もありましたが、ただ強く言うだけではなく、『なぜそう言うのか』理由を明確にすることで、後輩たちにも分かってもらえて、部の絆も深まりました」とプレッシャーがあったことを笑顔で明かしてくれました。
部で大切にしている「輝響(ききょう)」という言葉。自分たち自身が輝くような音を出すことで、周りが元気になるように、楽しんでもらえるように、という思いを込めて部のモットーとしています。
「実際に全国の舞台、大阪城ホールに立った時は緊張で涙があふれそうでした。けれども、『これまでたくさんマーチングを考え、たくさん練習した。部員たちと向き合った』など、いっぱいの気持ちを全て全国の舞台にぶつけました。今までで一番のマーチングができました」と真っすぐな目で話してくれた佐藤さん。
目標の金賞には及ばなかったものの、この経験を後輩たちに引き継ぎ、次こそは金賞を取ってもらいたいと次の世代への思いも託します。
3年生は卒業後、それぞれの道へと進みますが、彼女たちのキラキラした青春は、いつまでも心の中に残り続けることでしょう。

■第14回AVCアジア男子U18バレーボール選手権大会
日本代表選出 川内商工高等学校男子バレーボール部 川内商工高等学校2年生

◇やればできる 感謝の気持ちを忘れずに
永田凛郎(ながたりんと)
日本代表に選ばれ、第14回AVCアジア男子U18バレーボール選手権大会のメンバーの一員として世界の舞台へ挑んだ永田凛郎さん。大会では、アジアの各国代表チーム相手に戦い、見事優勝を勝ち取りました。
「日頃一緒にプレーできない全国各地の選手と、簡単にはできない経験をすることができた」と大会を振り返ります。
サーブレシーブ力を評価され、選ばれた代表。練習中、攻撃面の技術不足できついことを言われたこともありましたが、大会本番では1本目のトスでアタックをうまく決めることができ、うれしかったと話します。
そんな永田さんは、母のママさんバレーについて行ったことがバレーボールを始めたきっかけとのこと。
「バレーボールは自分だけではできない競技。仲間と一つのボールを落とさない楽しさやそのボールをつなぐ一体感、ワクワク感が魅力です」と永田さんは話します。
試合前のルーティンは諦めず頑張ろうと思えるような自分のモチベーションが上がる曲を聴くこと。母の「やればできる」や同級生の「気持ちだぞ」という言葉に支えられながら、“自分に勝って、相手に負けない”という気持ちでいつも試合に臨む永田さん。
時には趣味である恋愛ものやスポーツ系の映画鑑賞で息抜きをしながらも、感謝の気持ちを忘れず、チームとしては「日本一」を、個人としては「日本代表」を目標に、日々の練習に励みます。

■第55回「おかねの作文」コンクール
特選 金融広報中央委員会会長賞 川内北中学校3年生

◇臨機応変 何でもチャレンジ
瀧野(たきの)まのん
第55回「おかねの作文」コンクール(金融広報中央委員会主催)で、全国の中学生を対象に5113作品の応募の中から、特選の金融広報中央委員会会長賞を受賞した川内北中学校3年の瀧野まのんさん。
今回だけでなく、学校の掲示物などから作文コンクールの募集を見つけ、さまざまなコンクールに応募し優秀な成績を収めています。
瀧野さんの家では、年に1回、父の主催で「決算報告会」が開かれ、家のお金事情について知り、税や投資などについて学ぶ機会があります。小学6年生から決算報告会に参加。以来、税金や投資についてのイメージが変わり、「どのようなお金の使い方をすれば良いか常に考えるようになり、もっと勉強して自分たちの生活にどう活用されているのかを知りたい」と話す瀧野さん。
「小さい時は新しいことをするのが怖かったけど、母から『何でもチャレンジしなさい』と言われ、チャレンジすると新しい発見があって楽しい」と話してくれました。
日頃から本を読むことが大好きで、「世の中の事がもっと知りたい」と話す瀧野さんの好きな言葉は「臨機応変」。時代の変化に取り残されないよう、柔軟な考えを持って過ごすように心掛けています。
普段は、アニメ鑑賞やイラストを描くことが趣味で、おにぎりのおかかが大好きと照れながらも笑顔で教えてくれた瀧野さんは、「これからいろいろな国に行き、社会保障などについて学び、将来は社会学者として企業や人の暮らしが良くなる仕組みを作りたい。そして、育ったこの地域に貢献したい」と目を輝かせながら教えてくれました。

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