ミライ、ワク・WORK(ワーク) vol.69

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霧島市にはたくさんの企業があり、そこで多くの若者が生き生きと働いています。
このコーナーでは、そんな企業や若者の暮らしを紹介します。
第69回は、日本エアコミューター株式会社の田實(たじつ)壮真さん(23)です。
就職を控える生徒や学生の皆さん、ぜひ霧島市で働き・暮らすという未来を描いてみませんか。

■航空機の安全な運航を支える。
日本エアコミューター株式会社
整備部点検整備グループ
田實(たじつ)壮真さん(23)
霧島出身。鹿児島工業高等専門学校機械工学科卒業。令和2年入社。趣味はお菓子屋さん巡り。特技はサッカー。国分在住。

「航空機に携われる数少ない職場です。」

◆ON
日本航空(株)(以下、JAL)グループの地域航空会社であり、県内の企業で唯一の航空会社・日本エアコミューター(株)(以下、JAC)。同社は離島地域の航空交通インフラの維持・拡充を目的に誕生しました。鹿児島空港を拠点に、プロペラ機を活用した県内離島路線など、西日本地域21路線を運航。離島地域の生活や医療、地域活性化を支援する地域の翼として、重要な役割を果たしています。
市のふるさと納税返礼品として遊覧フライトの提供や、客室乗務員によるおもてなし出前講座なども行い、地域とのつながりを大切にする同社は、7月で創立40周年を迎えました。今後も地域に愛され信頼される会社を目指し、安全・安心な空の旅を提供します。
同社の整備士として航空機の点検・整備を行うのが、入社4年目の田實(たじつ)壮真さん(23)です。「もともとバイクなどの乗り物が好きで、航空機というめったに触れることのないものを扱う仕事に引かれました。地元就職もできて、これ以上ない会社だと思いました」と笑顔を見せます。
整備士の多くは航空専門学校の卒業生です。田實さんは航空専門学校の卒業生ではありませんが「航空機の知識がなくとも、JALのエンジニアリング研修で3カ月、JACの研修で1カ月間、しっかり基礎を学べます。在学中に熱力学や機械工学を学んでいたので分かる部分も多く、他の人に後れを取ったと思うことはなかったです」と振り返ります。
田實さんの当面の目標は、飛行機の整備全般に携われる一等航空整備士の資格取得。「業務を通して、先輩がクイズのような形で教えてくれるので、学びながら仕事ができています。気さくな先輩ばかりで、雰囲気も最高です」
「自分が整備した機体に人が乗っているのを見ると、誰かの役に立っている実感が得られます。もっと質の高い整備を行い、安心を届けたいです」

▽取材協力企業
日本エアコミューター株式会社
溝辺町麓787-4
【URL】https://www.jac.co.jp
※「JAC」で検索

代表者：武井　真剛
創業：昭和58年
資本金：3億円
初任給：20万円
平均年齢：43歳
従業員数(男/女)：416人(302人/114人)
有給休暇の平均取得日数：14.3日/年
採用実績(新卒/中途)：24人(19人/5人、令和5年度)
月平均残業時間：4.9時間
育児休業取得者数(男/女)：7人(3人/4人、令和3年度)
勤務時間：午前9時～午後5時55分(年間休日118日)
※業務によってはシフト制。

◆OFF
体を動かすのが大好きで、学生時代はサッカーをしていました。今でも仕事終わりに、フットサルやバドミントンなどのスポーツを会社の仲間と楽しんでいます。
休みの日によく行くのが、友人の実家でもある、牧園町の「霧島峠茶屋」です。チキン南蛮やハンバーグなど毎回迷いますが、よく頼むのがチーズオムライスセット。霧島産の地鶏を使ったチキンライスとチーズを、バターが香るふわふわの卵が包み込みます。デミグラスソースと一緒に口に入れたときのおいしさは想像以上。お米や牛乳、バターなども地元の食材を使用するこだわりがあるお店です。
晴れた日には、霧島山を望むぜいたくなロケーションも堪能できます。お子さまランチもあるので、家族で出かけるのもお勧めですよ。

▽お薦め
霧島峠茶屋
場所：牧園町持松223-10
営業時間：午前11時～午後2時、午後5時～9時(ラストオーダー：8時30分)
定休日：木曜
駐車場：20台

問合せ：霧島峠茶屋
【電話】57-2577