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霧島の農業をミライへ「次世代農家探訪」

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鹿児島県霧島市

生きていく上で欠かすことができない「食」を未来につなぐ、私たちのまちの新規就農者や農業後継者などを紹介します。

西代 力(にししろ ちから)さん(42)隼人町出身、隼人町在住。
就農5年目。西代農園代表。霧島NEO-FARMERS(ネオファーマーズ)!役員。
営農類型:施設野菜
経営作目:果菜類(トマト)
経営面積:23a

堤防越しに桜島を望む、隼人町の錦干拓に設置した7棟のビニールハウスでトマトを栽培する西代さん。農業を営む家に生まれ育ちましたが、そのまま就農する気はなく、30代半ばまで飲食店などで働いていました。
トマト農家の道を選んだきっかけの一つが、熊本県の干拓地でトマト栽培が行われていると知ったことでした。「霧島市で同じような栽培方法に取り組んでいる農家がいないので、試行錯誤の毎日です」と笑います。それでも頑張れる理由は、苦労して育てたトマトを買ってくれるお客さまの存在です。「自分のトマトを指名して買ってくれたり、野菜嫌いの子どもが食べられるようになったなどの声を聞いたりすると励みになります。いざ就農となると敬遠されがちな農業も、やってみると案外楽しいですよ。若い農家が頑張ることで、農業がこれから就職する人たちの選択肢の一つになれば」と話す西代さん。これからもおいしいトマト作りを追求します。

■真水を使わず、ミネラル豊富な地下水のみで育てるミディトマト
西代さんが取り組む栽培方法は干拓地の特性を生かし、地中に蓄えられたミネラル豊富な地下水を利用。通常、野菜などの栽培に必要な水やりは、育苗と植え付けの時以外は特に行いません。大玉、ミディ、ミニといろいろ栽培する中で、お薦めはミディトマト。「油断をすると大きくなりすぎるなど管理が難しい。小ぶりでも味は一番です」と話す西代さん。国分じょうもん市場や日当山西郷どん村物産館、山形屋ショッピングプラザ隼人店などで購入できます。

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