動物ふぁいる No.73 生き物ずかん

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■平川動物公園『ニホンジカ』
ニホンジカは雄だけが角を持っています。「枝角」と呼ばれ、1年に1度生え変わるのが特徴です。毎年3月頃に抜け落ち、9月頃には立派な角が完成するというサイクルを、毎年繰り返します。繁殖期は秋で、この角を使い、雌を巡る縄張り争いが始まります。
今回はその角のヒミツを紹介します。角の枝分かれでシカの年齢を把握することができ、何も生えていないシカは1歳未満の雄、もしくは雌です。角の先端が1つのシカは1歳、2つになっているシカは2歳、3つになっているシカは3歳、4つになっているシカは4歳以上です。それ以上は歳を重ねても先端の数が増えることはありませんが、太く立派になっていきます。さらに歳を重ね、高齢になっていくと左右の角の形がバラバラになったりもします。
ぜひ当園で、ニホンジカの角にも注目しながら、動物たちの生態に関心を持っていただけたらうれしいです。

問合せ：平川動物公園
【電話】261-2326【FAX】261-2328