文字サイズ
自治体の皆さまへ

あるく!つづける!いなべる!(2)

2/21

三重県いなべ市

■ステップアップ!筋トレの一歩は歩くこと
▽歩幅を広げて、健康寿命を伸ばそう!
加齢に伴い、バランスや筋力が低下すると、歩行速度が遅くなり、歩幅が狭くなります。この状態は身体的フレイルと密接に関わっていることが指摘されています。大きな歩幅を意識すると自然にスピードが上がり、筋肉に刺激が与えられ、筋トレ効果が期待できます。これらは、元気な高齢期を送るための「フレイル予防」にもつながります。日々の生活で自然と体力を維持することができるため、歩幅を意識するだけで、健康寿命を伸ばすことができます。
また、歩幅を意識することは、若いうちから下肢筋力をアップしておくために重要です。市の調査では、歩行速度が速い人が、「元気」というデータも出ています。

歩行速度と平均寿命(男性)

※米国医師会雑誌(JAMA) 305巻 50-58ページ,2010を元に作成

▽歩幅+10cmを意識しよう!
皆さんは、自分の歩幅を意識したことはありますか。市役所庁舎前広場に「いなべStep+10cm(いなべステップテン)」を体験できる場所があります。全部で6つのラインがあり、それぞれ年齢と身長に合ったプラス10cmの歩幅を知ることができます。自分の今の歩幅が、実は狭かったという気付きも得られるかもしれません。「いなべStep+10cm」でいままで知らなかった健康の大切なポイントへの理解を深め、さらに健康寿命を伸ばしましょう。

〇いなべるを活用してみよう
今後、歩幅を記録する機能が追加される予定です。記録するとポイントが付与されます。庁舎前広場で自分に合った歩幅を見つけてみましょう。そして、プラス10cmを意識して、健康を目指しましょう。

◇ポールウォークを知っていますか?
〇健康だからこそ始めてみませんか
筋肉は30歳をピークに、毎年1%ずつ減っていくと言われています。いくら健康な状態でも80歳になるとピーク時の半分になってしまいます。ポールウォークは、姿勢の改善、歩幅の確保が簡単なため、運動量や筋肉量が上がり、筋力低下の抑制につながります。また、転倒リスクも減るので安全に取り組むことができます。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、外出せず運動しない人が増えています。病気になってからではなく、健康なうちに運動習慣を身につけましょう。私も参加する介護予防教室でも、ポールウォークを取り入れています。家で活動量を増やすために始めてはいかがでしょうか。
いなべ市社会福祉協議会 作業療法士 位田卓也さん

●姿勢改善
ポールを持って歩くと自然と背筋が伸び、左右のバランスのとれた美しい歩行姿勢になります。

●運動量アップ
ポールを持って歩くと、通常のウォーキングより、平均して約8~15%エネルギー消費量が上がります。

●筋力アップ
3カ月間ポールを持って歩くと、平均して約1.2倍の脚筋力が上がります。
※長野県次世代ヘルスケア産業協会「健康」×「ものづくり」分科会事業
「ポールdeアクティブウォーキング」パンフレットより引用

〇めざそう健康寿命
介護予防サービスに参加してみませんか

▽目標を設定して健康な体を目指そう!
国が定めた目標では、1日の歩数を
20~64歳:8,000歩
65歳以上:6,000歩
と定めています。

〈プラス1,000歩から始めよう〉
まずは、無理せず普段の歩数プラス1,000歩を目標に運動を始めましょう。いなべるでは、ポイントをためながら1日の歩数を測定できます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU