◇基本目標3.人々が集い、活力溢れるまちを創る
「おわせSEAモデル構想」の推進につきましては、広大な中部電力尾鷲三田火力発電所跡地の有効活用を図るため、野球場、多目的スポーツ広場等からなる「国市浜(くにしのはま)公園」の整備に向けた取組を着実に進めてまいります。
また、大型製材工場の誘致につきましては、現在、事業計画を作成していただいているところであり、産業振興や重要港湾である尾鷲港の利活用促進の観点からも、私自身、大変期待を寄せており、積極的に誘致活動に取り組んでまいります。また、その他の企業誘致についても、鋭意取り組み、新しい人の流れを創出し、雇用の拡大を図り、地域活性化を推進してまいります。
◇基本目標4.郷土を愛し、学び・伝えるまちを創る
豊かな自然や郷土文化・歴史を生かした「尾鷲らしさ」を感じる教育を積極的に取り入れることにより、郷土愛を熟成し、本市の文化・歴史を後世に伝え、地域の次代を担う「人財」の育成を進めてまいります。
◇基本目標5.健全で次世代に繋ぐまちを創る
本市の財政状況は、平成30年から取り組んでおります行財政改革等により、危機的な状況を何とか脱し切れましたが、人口の減少や産業の衰退により、本市の税収は減少の傾向を辿(たど)っており、財政運営はまだまだ厳しい状況にあります。しかし、この尾鷲を未来に繋いでいくためには、市民の安全・安心、そして健全な生活を支える事業の推進は欠かせないものと考えております。その点を十分踏まえながら、さらに行財政改革を推し進め、「財政の健全化」に努めてまいります。
また、「ふるさと納税」は、貴重な財源であることはもとより、寄附を通じた関係人口の創出のための貴重なツールであることから、更に取組の強化を図ってまいりたいと考えておりますので、市民の皆さまには、一層のお力添えをお願い申し上げます。
さて、本年6月には市制施行70周年、7月には熊野古道世界遺産登録20周年となる節目を迎えることから、本市といたしましても、さまざまな催しに取り組んでまいりますので、皆さまにも大いにご参加いただき、一緒に盛り上げていただきますよう、お願い申し上げます。
結びに、皆さまの益々のご健勝とご多幸を心よりお祈り申しあげまして、新年の挨拶とさせていただきます。
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