はぐくみ♡コラム(5)

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■くみやま子育て応援センター
パパとママの口腔ケア

▽妊娠中の口腔ケアは子どものむし歯予防につながります
妊娠すると、女性ホルモンが増加するため、歯肉の腫しゅちょう脹や出血といった炎症反応が生じやすくなります。また、唾液の分泌が減少し、自浄作用が低下することで、口腔内の環境が悪化する傾向があります。そのため、妊娠期は通常よりも、むし歯・歯周病の発症や進行のリスクが高まります。
さらに、妊娠期は食生活などが変化します。つわりによって食事の好みが変化し、糖分摂取が増えたり、空腹を避けるために間食回数が増えることで、むし歯のリスクが高まります。妊娠初期はつわりによって歯磨きが困難となり、歯垢(プラーク)がたまりやすくなります。歯周病は重症化すると、早産や低体重児出産のリスクが高まると言われており、妊娠中の歯科健診や口腔ケアはとても重要です。
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、むし歯の原因菌(ミュータンス菌など)は存在せず、むし歯菌が親から子どもに感染することでむし歯は発生します。子どもの歯をむし歯から守るためには、むし歯菌の感染を防止したり、時期を遅らせることが大切です。そのためには、親や周囲の大人が、むし歯の治療やセルフケアで口の中のむし歯菌を減らすこと、お箸・スプーンの共有や噛み与えをしないことが必要です。
出産後しばらくは外出が難しいことも多いので、出産前に歯科健診や専門的口腔ケア(歯石除去など)を受けましょう。
町の妊婦歯科健診は、出産までに1回、協力医療機関で受けることができます。詳しくは、母子健康手帳交付時に配布の受診案内をご覧ください。

問合せ：子育て支援課