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自治体の皆さまへ

特集 昭和28年水害から70年未来へ伝える大切さ(4)

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京都府久御山町

▼屋内安全確保
3つの条件を確認できれば自宅で安全確保も検討

【3つの条件】
(1)家屋倒壊等氾濫想定区域に入っていない
家屋倒壊等氾濫想定区域に入っていると、流速が速いため、木造家屋は倒壊するおそれがあります。
(2)浸水深より居室は高い
3・4階:5~10メートル未満(3階床上浸水~4階軒下浸水)
2階:3~5メートル未満(2階床上~軒下浸水)
1階:0.5~3メートル未満(1階床上~軒下浸水)
1階床下:0.5メートル未満(1階床下浸水)
(3)水・食糧の備えが十分ある
水・食糧・薬などの確保が困難になります。また、電気・ガス・水道・トイレなどの使用ができなくなるおそれがあります。

警戒レベルに合わせて指定の避難場所に避難するのがベストですが、上の(1)~(3)の全ての条件を確認できれば、自宅に留まる「屋内安全確保」という避難行動も可能です。まずは、ハザードマップで自宅の位置を確認しましょう。

▽町の一部は氾濫想定区域
木津川沿いの島田、下津屋、佐山の一部や、宇治川沿いの大橋辺、中島、西一口の一部が家屋倒壊等氾濫想定区域となっています(下図)。この区域では、居室が浸水深以上の高さでも、発災時には危険が及ぶ可能性があります。また、シミュレーションの前提となる降雨を超える規模の降雨があったときは、区域外でも家屋倒壊・流出などが発生する可能性があります。

▽水・非常食・携帯トイレは必須
自宅で避難すると決めたときに、最低限必要な物は保存水と非常食、携帯トイレ(各3日分)です。他にも懐中電灯や携帯ラジオ、スマートフォン用のバッテリーなど、備蓄を充実させておきましょう。備蓄の管理には、日常的に非常食を食べ、常に新しい非常食を備蓄するローリングストック法がおすすめです。

▼アンダーパスに注意
久御山町内には30か所以上のアンダーパス(地下道)があります。
大雨が降る中でアンダーパスを通行しようとした自動車が水没する事故も発生しています。
水深が自動車の床面を超えると、自動スライドドアやパワーウインドウが動作しなくなったり、エンジンやモーターが停止して再始動できなくなるおそれがあります。冠水路には入らないようにしましょう。

▽脱出用ハンマーを準備
もし、冠水路に入ってしまった場合、水深がドアの下端にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。脱出用ハンマーやシートベルトカッターなどを運転者の手が確実に届く場所に用意しておくようにしましょう。
〇ハザードマップで氾濫想定区域とアンダーパスの位置を確認してみましょう。
ハザードマップはこちら(本紙7ページにQRコードを掲載しています)

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