高校生と地域の架け橋となる地域コーディネーター。
その拠点となっている未来チャレンジ交流センター「roots(ルーツ)」。
このコーナーでは、日々高校生と同じ目線で奮闘するコーディネーターやrootsなどの取り組みを紹介します。
■連載第1回/峰山高校地域コーディネーター
▽能勢ゆき 兵庫県出身
令和2年3月に本市に移住し地域コーディネーターとして活動中
趣味は喫茶店巡り、読書、語学学習
▽高校生と地域をつなぐ「いさなご探究」
—初めまして。府立峰山高校で地域コーディネーターをしている能勢ゆきです。着任してから早いもので、4年目を迎えました。私の主な仕事は、総合的な探究の時間、通称「いさなご探究」という授業のカリキュラム編成や、高校生の関心のあるテーマに沿ったプロジェクトの伴走支援、進路相談などです。正解のない今の時代で人生を切り拓くため、多様な価値観に触れ、新しいものに出会い、行動することで自分を知る。その手助けをしたくて「高校生と地域の人」の接点作りに励んでいます。
昨年度は、大宮町河辺区民センターの新しい活用法を提案したいと申し出た学生たちと一緒に、地域の高齢者の方たちからばら寿司の作り方を学ぶ企画をしたり、人口減少や少子高齢化
の現実と地域の未来について考える学生たちと、「地域住民の幸福度」に着目してフィールドワークを行ったり、持続可能なまちづくりについて一緒に考えたりと、さまざまなチャレンジをしてきました。高校生たちが、実際に地域に出ることで「やってみたいこと」や「取り組むべきこと」が明確になり、意欲的に活動できるようになったと感じました。
今年度、この一学期は主に3年生の進路探究などで活動しています。地域での活動が盛んになるのは夏休み頃からなので、今年もどんな面白い活動が生まれるのかとても楽しみにしています。
いさなご探究では、高校生がrootsや地域の人たちのフィールドに出向いて直接話しを聞いたり、体験活動を通して自分たちの探究テーマを深める
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