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赤れんがパークの歴史を振り返る(その2)

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京都府舞鶴市

【赤れんがパークの今とこれから】
▼重要文化財を生かした民間活力による新たな交流・にぎわいの創出
民間活用により、2号棟3号棟間にオープンテラスを設置した他、芝生広場に舞鶴の海の幸が楽しめるレストランがオープン、5号棟ではクラフトビールの販売が始まりました。今後も重要文化財の赤れんが空間を生かしつつ、新しく整備した施設を活用するとともに、民間ならではの柔軟な発想を取り入れた魅力あるイベントを実施することで、新たな交流とにぎわい創出の拠点として進化していきます。

▼重要文化財を活用した日本の近代化を伝える空間の整備
赤れんが6・7・8号棟は、明治35年に海軍の需品庫として建てられました。
赤れんがパーク内に残っている8棟の赤れんが倉庫の中でも、特にこの3棟は当時の姿が手つかずで残っている貴重な建物です。また、この3棟の正面には荷物の出し入れのため使用されていたれんが敷きの運搬路があり、平成15年に市民の手により発掘され、通称「赤れんがロード」として親しまれています。赤れんがパークの中でもこのエリアは特に当時の雰囲気が残る貴重なエリアとなっています。
一方で、建設から121年が経過し、経年劣化が進んでおり、末永く文化財を未来に継承するために、今後、修理と耐震補強工事を予定しています。

▼防衛省補助金を活用したハード整備
赤れんが周辺等まちづくり事業は防衛省の補助事業を活用し、市のブランドイメージである「赤れんが」・「海・港」と防衛施設が存在するという地域特色を生かしながら、赤れんがパーク周辺の利便性や安全性の向上を目指すとともに、防災拠点としての強化を目的にハード整備を進めています。

○これまでに整備されたもの
・赤れんが博物館前広場
・遊覧船乗り場周辺

○これから整備するもの
駐車場の安全性・利便性の向上や防災拠点としての機能性を向上させるため、令和5年秋以降から市役所庁舎前駐車場の整備を予定しています。令和5年度はその他に文庫山の落石防止のための工事や園路の設計業務、測量調査などを予定しています。

▼これからの赤れんがパークの展望
先人たちの熱い思いから始まった赤れんが倉庫の活用は、時代と共に移り変わり、現在は官民連携による取り組みが進められ、これまで以上のにぎわいを創出するとともに、訪れた人が楽しく過ごせるだけでなく、歴史・文化を伝える空間としての整備を行います。今後、修理と耐震補強工事を予定している赤れんが6・7・8号棟をしっかり保存するとともに、国から取得予定の赤れんがパークに隣接する防衛省用地(通称北吸三角地)についても、エリア全体の利便性が向上するよう活用方法の検討を進めていきます。

市では、日本の近代化を支え、本市の歴史を伝える重要文化財である赤れんが倉庫群をしっかりと保存・活用することで、赤れんがパークのにぎわいを創出し、地域の魅力を高め、市民が自分達のまちの誇りとして感じることのできるよう、今後も取り組みを進めます。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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