アウグスト強王の旧所蔵品を確認

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伊万里・鍋島ギャラリーが所蔵している『色絵鳥幕桜牡丹文輪繋透皿(いろえとりまくさくらぼたんもんわつなぎすかしざら)』が、櫻庭美咲(さくらばみき)さんを代表とする国内研究者グループの調査成果によって、アウグスト強王ことザクセン選帝侯フリードリッヒ・アウグスト一世(ドイツ)の旧所蔵品だと新たにわかりました。アウグスト強王はヨーロッパで初めて磁器の焼成を成功させ、マイセン窯を設立させたことでも知られています。
今回の発見は、肥前陶磁器の海外流通や当時の王侯貴族の趣味嗜好(しこう)を知るうえで貴重な資料になります。
『色絵鳥幕桜牡丹文輪繋透皿』は、伊万里・鍋島ギャラリーで7月30日(日)まで展示しています。