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(佐用高校の地域との協働事業)地域との輪~みんなが笑顔でつながる想い~

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兵庫県佐用町

佐用高校家政科では、「佐用の特産品を活用」、「佐用で暮らす人を守る」、「佐用の水害から学ぶ」という3つの課題解決方針をもとに、地域協働活動を行っています。今回は、このような活動を多くの人に知ってもらうために学んだ「情報発信」を活かして、これまでの取り組みを紹介します。

◆「佐用高校の地域との協働による事業」とは?
佐用高校では、地域に根付いた高校として、地域の活性化に取り組んでいます。今年度、家政科では「特産品による商品開発」「健康寿命の延伸」「災害に強いまちづくり」の三本柱をもとに、地域の人たちと関わり、商品開発、訪問サービスや給食サービス、防災訓練などを行いました。

◇健康寿命の延伸
~佐用で暮らす人を守る~笑顔で手を取り合う高齢者との輪

・給食サービス
自分たちでお弁当を作って高齢者へ届けています。旬の食材や農業科学科の野菜を使い、栄養バランスと彩りに気を付けながら、高齢者に喜んで食べてもらえるように献立を考えています。
初めての大量調理で大変なこともありましたが、「がんばってね」や「おいしかったよ」などのメッセージから元気をもらい、人のために調理をする楽しさを学びました

・訪問サービス
高齢者世帯へ訪問し、おはなしするなどの交流をしています。訪問サービスでは、高齢者と孫と祖父母のように親しくすることができました。
交流する時は、言葉遣いやお年寄りがけがをしないように心掛けています。3年生の根本さんは「おはなしをしていて、笑顔が見られた時が一番うれしかった」と、ほほ笑んでいました。

◇災害に強いまちづくり
~佐用の水害から学ぶ~地域と協力し、絆を深める
12月8日に佐用合同防災訓練~KIZUNA大作戦~を実施しました。訓練の実施にあたり、役場と合同防災企画会議を行い、パッククッキング体験やドローンを用いた物資輸送のデモンストレーション、応急処置体験などの内容を検討しました。この訓練から、地域全体の防災意識を高め、災害が起こった時に、地域の人と協力し、対応や行動ができるようにしたいと思います。

◇特産品による商品開発
~佐用の特産品を活用~佐用の魅力を商品開発で伝える
佐用の特産品である佐用もち大豆と夢茜トマトを使った「ミートソース」を開発しました。役場や企業の人と商品開発会議を行い、衛生面や健康面を考慮して、誰にでも買ってもらえるような商品をめざし、何度も試作を重ねました。パッケージ制作も自分たちでアイデアを出し合い、商品の魅力が伝わるように工夫しました。
この商品開発を通して、企画力・コミュニケーション能力・発想力が身に付きました。自分たちの作った商品を買ってもらえて、やりがいや達成感を感じました。

「これからも特産品を使った商品を開発し、佐用町の魅力を伝えていきます!」

◆地域の人に笑顔を届けたい-
地域について学び、自分たちにできることは何かを考え、地域に貢献しようとさまざまな取り組みを行ってきました。私たちは食の改善や災害に強いまちづくり、訪問サービスなどから、地域の人に笑顔を届けられることを目標に今後も活動していきます。

◆編集後記

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