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自治体の皆さまへ

特集1:誰もが自分らしく 性の多様性を尊重しよう(2)

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兵庫県加古川市

■みんなが気持ちよく付き合えるために
日常会話の何気ない一言が人を傷つけることもあります。

○彼って、女性っぽいよね
BAD!
誰かの性の在り方をうわさ話や笑いのネタにしたり、からかったりするのはやめましょう。

○彼女いるの?
BAD!
異性愛を前提に相手の好きになる性別を勝手に決めつけることはやめましょう。

○うちの職場にLGBTQ+の人はいないよね?
BAD!
LGBTQ+の人が身近にいないという思い込みは、誰かの居場所や安心感を奪っているかもしれません。

○こんな行動が安心につながります
GOOD!
・性の多様性を知り、自分の行動を見直す。
・SOGI(ソジ)ハラ(性的指向やジェンダーアイデンティティに関するハラスメント)を見掛けたら話題を変える、注意する。
・LGBTQ+の話題を肯定的に周りに伝える。

○覚えておこうカミングアウトとアウティング
カミングアウトとはこれまで公にしていなかった自分の性の在り方を自らの意思で表明することです。もしカミングアウトを受けたら、真摯に受け止め、プライバシー保護を徹底しましょう。
アウティングとは本人の了承を得ずに、本人が公にしていない性の在り方を第三者に暴露することです。アウティングは重大な人権侵害です。絶対にやめましょう。

■市の取り組み
●パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度
パートナーシップの関係にある人や、近親者も含めたファミリーシップの関係にある人からの届け出があった事を証明する制度です。
○パートナーシップとは
一方か双方がLGBTQ+であって、お互いを人生のパートナーとして尊重し、日常生活で継続的に協力し合うことを約束した二人の関係
[パートナーシップの届出要件]
次の要件をすべて満たすパートナーシップの関係にある二人
1.双方が18歳以上
2.一方か双方の住所が市内にある(転入予定含む)
3.双方に配偶者がいない
4.双方が他の人とパートナーシップの関係にない
5.双方が近親者でない

○ファミリーシップとは
パートナーシップの関係にある二人の他、いずれかの子や親などの近親者も含め、家族として、日常生活において継続的に協力し合うことを約束した関係

[ファミリーシップの届出要件]
パートナーシップの届出要件を満たす二人と、その近親者でファミリーシップの関係にある人
くわしくはこちら(※本紙参照)

●LGBTQ+専門相談
性の在り方に関する悩みや不安の相談を専門相談員が受け付けます。
○電話相談
対象:どなたでも(匿名可)
相談日時:毎月第4月曜日午後2時~午後5時(1回30分まで)
電話相談:専用ダイヤル【電話】427-9108

○対面相談
対象:市内に在住か在勤・在学の人
相談日時:相談員と調整(1回1時間まで)
※おおむね1週間以上先の月~金曜日午前10時~午後4時の希望日時を市民活動推進課まで連絡してください。
場所:市民交流ひろば(JR加古川駅前カピル21ビル5階)
※相談は個室で行います。

●EVENT人権フォーラム2023~いのち輝くまち加古川~
日時:8月20日(日)午後2時
場所:市民会館
内容:清水展人さん(非営利型一般社団法人日本LGBT協会代表理事)による講演「男らしく、女らしくよりも自分らしく生きる~共に生きるLGBTQ+を取り残さないために~」、小・中学生の人権啓発優秀作品の表彰
※手話通訳、要約筆記あり。

問い合わせ:人権文化センター
【電話】427-9356

■誰もが自分らしく
加古川市では、「性の多様性の尊重に関する取組方針」を定め、「LGBTQ+の人々が抱える困難や生きづらさの解消につなげる取り組み」と「性の多様性に関する正しい知識の普及啓発を進める取り組み」を進めています。
市民の皆さんの性の多様性に関する意識は、肯定的な意見の割合が次第に多くなっています。一方、正しい知識やLGBTQ+の人が身近にいるという認識は、十分行きわたっているとはいえません。引き続き、性の多様性に関する正しい知識の普及啓発を推進していきます。
多様な生き方を互いに認め合い、自分らしく、安心して暮らせる社会を目指し、共に考えていきましょう。
岡田康裕市長

問い合わせ:市民活動推進課
【電話】424-7172

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