特集 広報担当の青春日記2023夏 #がんばれ多可町っ子(2)

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■多可町っ子ファイル3　野球が青春のすべて　#野球女子　#笑顔　#感謝
◆宮﨑春希(はるき)さん(蒼開高校3年生)
八千代中学校出身。八千代少年野球クラブから八千代中学校野球部に入部。卒業後、硬式野球をするため洲本市の蒼開高校に進学。
第27回全国高等学校女子硬式野球選手権大会に出場。

▽ただただ楽しかった
洲本市にある蒼開高校に通う宮﨑春希さんは、小学3年生から野球を始めました。
「お父さんから野球を勧められて、女の子は1人だったけど、ただただ素直に楽しかったです。」
八千代少年野球クラブで男の子と一緒に野球に夢中になった春希さん。その楽しい経験が、その後の野球人生の始まりでした。
「チームメイト、保護者の人たちもたくさん話しかけてくれました。家族も数え切れないほど応援してくれて、送迎も毎回してくれる。たくさんの人に支えられていい環境で野球ができました。」

▽ホームシックを乗り越えて
野球を続けたい。
春希さんは、中学校でも野球部に入部。そして中学校卒業を機に、親元を離れて蒼開高校で寮生活をスタートさせました。
「最初はホームシックで、ずっとお母さんに電話してました。」
そんな春希さんの支えになったのが、チームメイトです。
「みんなおもしろくて優しい。本当の優しさがあるからこそ、みんなで高め合っていける。自分のプレイが上手くいったときはみんなで盛り上げて、うまくいかないときも、みんなでフォローする。部活以外も仲良くて、笑っていないときがないってくらい楽しいチームでした。」
軟式と硬式の違いにぶつかり、焦る日々もありましたが、そんな毎日が自分を成長させました。
そして今年の7月。全国高等学校女子硬式野球選手権大会に出場。優勝を目指しました。
「昨年の夏、濃厚接触者で試合に出ることができなかったんです。本当に悔しかった。最後の夏に、これまでがんばってきたことを全部出し切ろうと挑みました。」
チームは、2回戦で惜しくも敗退しましたが、春希さんは1回戦に先発出場しました。
「途中で崩れてしまったけど、みんなが打って繋いでくれました。優勝できなかったけど、チームの雰囲気もよくて、過去一の盛り上がりでした。」
春希さんの野球人生は、いったん終わり。
「これまで野球以外のことは続かなかったけど、野球だけは熱中できました。家族、チームメイト、先生。支えてくれた感謝を忘れません。本気で野球ができたことを誇りに、次の夢に向かいます!」

■多可町っ子ファイル4　紆余曲折あったけど　#継続は力なり　#青春　#自分らしく
◆藤本大喜(だいき)さん(西脇北高校4年生)
加美中学校出身。西脇北高校でソフトテニス部に所属。令和5年度全国高等学校定時制通信制課程ソフトテニス大会に出場し、団体戦準優勝、個人戦第3位に輝いた。

◆多方遡良(そら)さん(西脇北高校1年生)
八千代中学校出身。西脇北高校でソフトテニス部に所属。令和5年度全国高等学校定時制通信制課程ソフトテニス大会に出場し、団体戦準優勝、個人戦ベスト32に輝いた。

▽4年間の集大成
西脇北高校に通う藤本大喜さん、多方遡良さんは、今年8月に行われた全国高等学校定時制通信制課程ソフトテニス大会に出場し、団体戦で準優勝、藤本さんが個人戦で3位、多方さんがベスト32に輝きました。
藤本「中学校からソフトテニスを始めて、高校でも続けたいと思って入部しました。」
多方「中学校最後の大会で悔しい経験をしたから、高校で結果を出したいと思って入部しました。」
西脇北高校は、3部で構成する定時制高校のため、部活動に所属する生徒も少なく、ソフトテニス部は現在6人が所属していますが、全員が揃わない日もあります。
藤本「部活を大変だと思ったことはないです。みんな優しくて楽しい。」
短所は、やろうとしてもすぐやめてしまうところ、と話す藤本さんですが、休むことも少なく、4年間練習に参加してきました。とはいえ、辞めたいと思ったこともありました。
「先輩とかが休みの日も誘ってくれて。がんばって続けてこれました。」
4年生の藤本さんにとっては、最後の夏。紆余曲折ある中で、部活動を全うしました。

▽負けず嫌いの夏
多方「しんどいと思うことはないです。できなかったことができるようになったときは楽しい。全国大会は初めてだったから、のびのびやろうという気持ちで挑みました。」
学校を休みがちなときもあったという多方さんですが、全国大会をきっかけに練習に対する姿勢に変化がありました。今では部活と合わせて地域の教室にも通い、テニスに打ち込む毎日です。
「団体、個人ともに、自分の納得いく結果じゃなかった。来年は全国優勝に向けて頑張りたいです。」
負けず嫌いなところが長所でもあり短所でもある、と話す多方さん。
その負けず嫌いが目指すのは、日本一だ。