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自治体の皆さまへ

~和のまち太子の実現に向けて~まちづくりの集いを開催しました(2)

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兵庫県太子町

■石海地区(8月23日水)
テーマ「都市計画の推進による発展および活性化に向けた取組について」

○主な意見と町の回答
意見:石海北部は診療所や金融機関、商業施設などが立地し、生活しやすい便利な地域です。一方で、石海南部は高齢者が買い物などに不便を感じておられるのが現状です。数年後には都市計画道路揖保線の姫路市との接続により交通量の増加が見込まれますが、道路沿道にスーパーやコンビニなどの商業施設が進出しやすいような土地の規制緩和をお願いします。
また、人口減少に歯止めをかけるためにも、自分の土地に子や孫が比較的簡素な手続きで住居を建てられるような土地の規制緩和もお願いします。

答:都市計画道路揖保線については、県が主体となり令和8年の供用開始に向けて工事を進めています。県事業の進捗を注視しながら沿道の企業誘致ができるよう土地の活用を検討しています。沖代・米田地区については、地元の皆さんとともにまちづくりを進めていきたいと考えています。
市街化調整区域において住宅を建てるには、いろいろ制約があります。空き家活用の規制緩和や空き家特区制度の活用など、空き家の活用を積極的に進めて、できることを検討している地区もあります。先行する地区の状況や役立つ事例などを皆さんにもお示しさせていただきながら、まちづくりを進めていきます。

意見:JR網干駅西側の高架の完成に伴う周辺交通網の変化を詳しく説明していただきたいです。

答:JR網干駅西側の茶ノ木踏切については、踏切の規模(幅員)が縮小されます。車での通行はできなくなりますので、線路北側と南側の往来は新たな高架を利用していただくことになります。徒歩などについては、従来どおり踏切を通行することができます。また、茶ノ木踏切の西の柿ヶ坪踏切は廃止されますが、線路南側に茶ノ木踏切まで自転車・歩行者用のアクセス道路を整備する予定にしています。

意見:子どもたちが通学に利用している長金陸橋の幅員が狭いため、将来的に陸橋の拡幅をお願いしたいです。

答:長金陸橋については、設置から40年を超えており老朽化が進んでいる状況です。陸橋の架け替えにはかなりの費用と時間、労力がかかりますので、新たな高架の完成後、交通状況を見ながら長金陸橋のあり方を総合的に検討させていただきます。

意見:太子町の課題として人口減少をどのように止めるかが重要になっていると考えています。一番の対策としては、転入者を増やすことでしょう。子育て世代に手厚い補助を行うことが転入者を増やす一番の手だてだと思います。近隣では相生市が子育て宣言都市として行政を進められています。今後、太子町でも子育て施策を検討されているのでしょうか。

答:子育て支援や教育に力を入れることは重要なことだと考えています。商工業、農業振興なども含めた全体のバランスを見ながら、予算の許す範囲で施策を進めていきたいと考えています。

意見:太子町に「映えスポット」がないと思います。太子町の人が姫路や神戸に行くように、姫路や神戸の人が太子町に来てくれるような施設やイベントがあればいいと思います。

答:若い世代の皆さんからも太子町の魅力についていろいろお話を聞きながら、企業などとも協働して魅力を創っていきたいと考えています。

■太田地区(8月24日木)
テーマ「自治会(コミュニティ)の活性化や居場所づくりについて」

○主な意見と町の回答
意見:買い物支援事業について、ボランティア運転手の年齢制限が75歳までとなっています。高齢化により自治会内での運転手の確保が今後ますます厳しくなっていくことが予想されますが、他の自治会との合同実施や運転手の外部委託など、何か対策を考えているのでしょうか。

答:買い物支援事業については、以前も糸井池自治会と糸井池田自治会が合同で実施された例もありますので、近接する自治会と共同で進めることで実施自治体が増えたら良いと考えています。町が車を準備し、地域の共助の活動として買い物支援事業を続けていただきたいと考えています。また、今年度、地域公共交通計画の策定を進めており、町全体の交通施策をまとめる予定です。

意見:国道179号の交通渋滞に起因して、生活道路の通り抜けが増加しています。子どもたちが安全に通学できるよう対策はできないのでしょうか。

答:通学路については、関係部署とともに危険箇所などを確認し、ポールの設置やグリーンベルトを引くなど改善をしています。教育委員会と学校の間で情報を共有しながら、子どもの安全確保を最優先に対策させていただいていますので、注意が必要な道路などがあれば、意見をお寄せください。

意見:田んぼを持っている人が高齢になり、後継者もいないため、高いお金を払って田んぼの維持だけをしているといった状況が市街化調整区域で多く見られますが、何か対策はないのでしょうか。

答:現在、田んぼの後継者が少なくなり維持していくのが厳しいといった声があることは認識しています。市街化調整区域の田んぼの活用について、県でも建築許可の基準が変更され、さまざまな手法が提示されています。個々の田んぼの活用については個別に相談いただくことになりますが、自治会でまとめて活用していきたいといった考えがありましたら、まちづくり課に相談していただければ、活用できる手法を模索して取り組みます。

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