■深山池公園は地域の財産多世代が集まる場所に
北陵コミュニティ協議会 事務局長 東 茂泰さん
○公園が多世代の集まる場所に
「深山池公園は地域の財産。住民みんなで活用し、多世代が集まる場所として定着させたいですね」
そう話すのは、北陵コミュニティ協議会で事務局長を務める東茂泰さん。東さんは事業を営む一方で、地域を盛り上げるために深山池公園を活用したイベントの企画や運営などに取り組んでいます。「深山池公園は市内の中で大きな公園。公園内には歴史民俗資料館の他に、野外ステージや広場、水辺といった地域資源があり、積極的に活用しています」
原則毎月第2日曜日に行っている「スマイルカフェ」や、「もちよりピクニック」。他にも高校生が提案し企画・運営する「北陵秋まつり」、上質な音楽にふれる「虫の声と音楽の夕べ」など、多数のイベントが行われています。
○コミュニティ協議会から住民主体へ
公園や周辺施設の積極的な利用を促し、多世代の交流拠点にすることを目的に、平成28年から「深山池遊園プロジェクト」が始まりました。
「以前の深山池公園は、薄暗い場所で利用者が少なく、樹木が生い茂る場所。防犯面に不安がありました。公園に行けば誰かがいる、そこに活気が生まれ、住民の暮らしの一部になればいいなと」
コミュニティ協議会が主催して、カフェなど気軽に人が集まる場づくりから始まりました。今では、多くの人が地域を盛り上げようと集まり、住民が主体となって動いています。
「定期開催しているスマイルカフェに加えて音楽やヨガ、野菜販売など、皆さんができることを持ち寄って地域を盛り上げています。カフェスタッフや公園で何かやってみたい人は気軽に声を掛けてください」
○当事者意識を持ち感じていることを共有する
深山池公園での活動のように、地域活動に多世代が集まるためには、住民が普段感じていることを声にすることが必要だと東さん。
「住民が当事者意識を持ち、日々感じていることを共有しないとまちの未来は開けません。今後も、住民の声を引き出しながら、学生や子育て世代も気軽に集まれる工夫をしていきます」
問合せ:参画協働課
【電話】072-740-1600
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