■しらかんばが野草園の管理人に話を聞いてきたよ!
▽どうしてこの調査をしているの?
園を管理し、豊かな自然環境を保全していく上で、定期的に植物の現状を知ることが必要です。
近年、植物の分類ルールが変わったこともあり、14年ぶりに調査しています。
▽どんなことを調べているの?
帯広畜産大学に委託して、園内にある
・植物の種類と株数
・絶滅危惧種など希少種の数
・樹木ごとの高さと太さ
について主に調べています。
▽どんなことが分かったの?
調査の途中ですが、令和4年の春から秋の調査で84科314種の植物(種子植物とシダ植物)が確認されました。また、ノビネチドリなど新たに確認された植物もありました。
■園内で見られる希少種
・カタクリ
・フクジュソウ
・クロユリ
・クロミサンザシ
・クロビイタヤ
・ネムロブシダマ
この他、オクエゾサイシン、クリンソウなど計14科21種類の希少種が確認されました。
■ご来園お待ちしています
緑ヶ丘公園内にある野草園は、十勝平野に自生していた野草や樹木が昔のままの姿で残されている場所として、昭和33年7月に開園しました。明治北海道十勝オーバル2.5個分の広大な敷地内に多くの植物が自生し、春から秋の季節にかけてクロユリやオオバナノエンレイソウなど、色とりどりの美しい花を咲かせています。
■どなたでも植物に親しめるように
園内では、植物の近くに、種名を記載した立て札を設置しており、立て札の二次元コードから、その植物の詳しい説明をご覧いただけます。
また、開園中は管理人が常駐しているので、気軽にお尋ねください。
問合せ:児童会館(緑ケ丘2)
【電話】24・2434
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