「報告」2023年度町政・町教育行政執行方針(7)

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▼人とつながり、自らの学びをつくりだす子どもの育成
子どもの「学び」の流れに沿った「問題を解決する」「自分の考えを表現する」「その学びを生かす」という主体的に学ぶ力の育成、さらにその過程での「多様な人を受け入れ、協力する」ことを大切にして子どもの育成を図ってまいります。

▽特別支援教育の充実
特に本年度は、特別支援教育の充実という視点から、当麻町としての特別支援教育推進のための基本計画である「当麻町特別支援教育マスタープラン」を作成し、各学校と関係機関との間で共有し、個々の子どもの特性やニーズに応じて、多様な考えを受け入れ、共に学べる場の充実に力を注いでまいります。また、これまで通りに支援員を配置し、特別に支援を要する子どもへの個別指導の充実を図ってまいります。

▽就学指導の充実
また、各関係機関と協働する支援委員会と学校が連携し、幼・小・中との間で、より一層の情報共有を図り、幼児の保護者への相談体制を充実させ、特別支援に関する理解促進を進めてまいります。

▼自ら未来へ羽ばたこうとする子どもの育成
義務教育を終え、当麻町を離れる時に必要な力、「強い意思を持つ」「人と協力し未来を創る」「持続可能な社会を意識する」とともに、それらの土台となる「郷土への愛着」を大切にして子どもの育成を目指してまいります。

▽幼・小・中連携の推進
特に本年度は小中連携を一層深め、めざす子ども像を共有し、9カ年を見通した教育課程による系統的な教育をめざす小中一貫教育を進めると同時に「幼小接続期プログラム」に基づいた幼小の連携を推進してまいります。

▽地域の教育資源を生かした教育活動の充実
また、郷土への愛着や当麻の学びの有用感を感じる手立てとして、生涯学習推進アドバイザーを中心に、青少年健全育成町民ネットワーク、学校支援地域本部が進めるボランティアなどの地域の教育資源を活用した「食育・木育・花育」の学習を教育課程へ明確に位置付け、地域の教育資源を生かした学習活動の充実を図ってまいります。

▼全ての子どもに質の高い学びを提供する環境の整備
「すべての子どもの教育機会の確保と個に応じた指導体制整備」「体験活動の充実や読書・ICTの環境整備」「食育・木育・花育の教育環境の充実」、そして時代に対応した「教職員の能力向上と働き方改革」などに取り組んでまいります。

▽不登校・いじめ対応の充実
特に本年度は、不登校やいじめへの対策として、早期対応のための校内支援体制の整備や、多目的指導教室「かがやき」の活用、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーの機能を充実させ、児童生徒への支援はもとより、保護者支援の充実を図ってまいります。

▽学校教育と社会教育との連携強化
また、当麻町の町づくりの理念である「食育・木育・花育」の実践のために町内の活動拠点である各施設を積極的に活用し、学校教育と社会教育とのさらなる連携を強化し、当麻ならではの体験活動の充実を図ります。

▼地域との協働と未来への持続の実現
教育は学校だけではなく、関連団体との連携や地域への広がりや、幼稚園や高校との接続、さらには生涯学習の視点での継続も大切です。そのために「ねらいを共有した地域との連携」「地域での安全確保や発展的な教育活動」などの活動の広がりや、「小学校と幼稚園保育園・中学校と高校との滑らかな接続」「生涯学習への接続」という時間の流れを大切にしてまいります。

▽学校運営協議会活動の充実
特に本年度は、青少年健全育成町民ネットワークと連携したあいさつ運動の充実を図るとともに、学校教育支援アドバイザーを中心とした学校運営協議会の活動の充実と生涯学習推進アドバイザーを中心とした学校支援地域本部の活動との一体化を進めてまいります。

▽部活動の地域移行
さらに、中学校における部活動の地域移行につきましても、地域スポーツ団体や地域の指導者との意見交流を通して進めてまいります。

―社会教育
本年度より新たに、「確かな学びつながる喜び人が輝くまちづくりを目指して」を基本方針に掲げた「第10次社会教育中期計画」がスタートいたします。
本計画では、「学校・家庭・地域の連携」「生涯各期に応じた学習の充実」「学習の要となる各団体への支援」「双方向とネットワークの広がり」「学びとボランティアの一体化」をキーワードとし、これまでの活動の継続発展とともに、「ウィズコロナに対応した新しいあり方の工夫」「まちづくりのテーマである食育・木育・花育の活動の具体化」を進め、活動の充実を目指してまいります。