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「報告」2023年度町政・町教育行政執行方針(8)

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北海道当麻町

▼子どもの豊かな心と生きる力を育むまち
▽家庭の教育力向上
従来の各種事業の実施や情報の提供を行う他、「PTAとの連携による活動の充実」や「スクールソーシャルワーカーと連携した相談機能の向上」などに取り組んでまいります。特に本年度は、家庭の教育力向上のために、学校と町民ネットワークを始めとする地域が同じ働きかけをすることで、家庭の意識を高めることを目指してまいります。

▽子どもの学習活動
町ぐるみで子どもを育てていくために、学校教育の基本理念「ふるさとに誇りをもち、仲間とともに未来を切り拓く子どもの育成」を社会教育でも共有し、連携した活動を推進してまいります。その具体策として、「学校支援地域本部」を「地域学校協働本部」へと進化させ、学校の教育課程とのつながりや発展を明確にした社会教育活動の開発に取り組み、学校教育との両輪で子どもへの支援を進めてまいります。

▼ともに学びあい、つながりを育む町
▽生涯各期の学習活動の充実
ウィズコロナに対応し、活動を精選・新設・改善の視点で見直してまいります。その中で、「学習機会とまちづくりへの参加の一体化」や「生涯各期の活動を連動させたり、双方向での交流を行う活動」を進め、特に本年度は、町が掲げる「食育・木育・花育」の取り組みを今後の活動に生かしてまいりたいと思います。

▽地域コミュニティの充実
「地域コミュニティ」では,これまで新型コロナウイルス感染症のため中止となっていた「生涯学習フェスティバル」をはじめとして、地域がつながる活動が再開しつつあります。これまでに引き続き「新しい公共」の考えに基づき、「新しいリーダーの発掘・育成」に努めるとともに、「町外との連携も視野に入れたネットワーク作り」に取り組み,行政と地域組織の協働で推進してまいります。

▼文化を高め心と体を健やかに育むまち
▽各団体への支援
各団体の活動や各種文化活動が展開されている中、団体の減少や構成員の減少、指導者の確保などの問題もあります。教育委員会としましては「団体への支援」「構成員や団体の減少への対応」に努めてまいります。また、町民のニーズに応じた、「情報通信や家庭生活に関わる講座」の内容の公民館講座での実施に努めてまいります。

▽生涯スポーツの機会の充実
文化団体と同様に、スポーツ団体の減少や構成員の減少、指導者の減少などの問題もあります。教育委員会としましては「団体への支援」「構成員や団体の減少への対応」に努めてまいります。また、町民みんなの健康と運動の継続を目指し、誰もが取り組めるパラスポーツを積極的に取り入れ、生涯スポーツの充実に務めてまいります。

▼学習環境を整え自立した町民を育むまち
▽図書館活動の充実
子どもと一緒でも利用しやすい図書環境実現を目指し、これからも、読み聞かせサークルの活動や図書館フェスティバルを実施してまいります。また「子育て支援図書贈呈事業」における「誕生日の図書贈呈」の効果をより高めるため、家庭で本が話題となるように工夫、改善をしながら継続してまいります。

▽社会教育基盤環境
生涯学習の学習基盤となる施設の整備や社会教育推進体制の整備と情報提供、学習の要となる各団体の支援や指導者との連携を進め、当麻町民が生涯にわたって学び続けられるための環境整備を計画的に進め、積極的な情報発信に努めてまいります。

以上、令和5年度教育行政執行に当たっての基本方針を申し上げました。教育委員会といたしましては、町民の信頼と期待に応えるため、学校教育と社会教育が連携を深め協働して確かな教育行政を推進してまいりますので、町議会議員の皆様並びに町民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、教育行政執行方針といたします。
中村欣也教育長

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