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≪特集≫本に親しむ 新得町図書館開館45周年(2)

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北海道新得町

◆職員が選ぶこの秋おすすめの1冊
今回ご紹介した本は図書館で特設コーナーを展開しています。

○産業課 観光振興係 花房係長
「残穢」(ざんえ)小野不由美/著
小野不由美さんのホラー小説です。映画化もされているので、ご存じの方も多いかもしれません。日本ホラー独特の「じっとり」とした怖さが魅力です。展開もテンポ良く進むのでとても読みやすいと思います。
あらすじ:何かが畳を擦る音、いるはずのない赤ん坊の泣き声。転居先で起きる怪異に潜む因縁とは。山本周五郎賞受賞、戦慄のドキュメンタリーホラー。

○保健福祉課 福祉係 岡田主事
「さまよう刃」東野圭吾/著
法律では裁くことのできない少年犯罪をテーマに「誰が人を裁くのか」という難題に考えを巡らせることができ、犯人、被害者、遺族、どの立場になっても悪とは何なのか、正義とは何なのかを問いて読むことができます。何度でも読み返したくなる一冊です。
あらすじ:長峰重樹の娘、絵摩の死体が荒川の下流で発見される。犯人を告げる一本の密告電話が長峰の元に入った。長峰は半信半疑のまま、娘の復讐に動き出す。遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした傑作。

○町民課 窓口係 池野係長
「チーズはどこへ消えた?」スペンサー・ジョンソン/著
大学生の頃に読んだ作品です。状況の変化に対して適応力の重要さを説く本になっており、ネズミと小人に例えて書かれているため手に取りやすくページ数も少ないためすぐ読み終わります。
あらすじ:「迷路」の中に住み、「チーズ」を探す2人と2匹の物語。時代や状況の急激な変化にいかにして対応すべきかといった人生のさまざまな局面を象徴した寓話(ぐうわ)。世界のトップ企業が社員教育に採用するベストセラー本。

○社会教育課 社会体育係 芳賀主事補
「ひと」小野寺史宜/著
高校の朝読書のために母が買ってくれた一冊です。題名にもあるとおり「ひと」の優しさや「ひと」の温かさなど「ひと」とのつながりがどれだけ大切で、どれだけあたたかいものなのかを教えてくれる作品です。
あらすじ:父を事故で亡くした聖輔は女手一つで母親に育てられるが、大学2年生の秋母親を突然死で失う。どん底の中で出会う人たちに支えられ、成長していく姿を追う、青春小説。

○施設課 町営住宅係 福原係長
「ボッコちゃん」星新一/著
星さんの作品は、短い小説の中にSFやミステリーの要素を含み、短い中で伏線回収もしっかりされています。何より、はるか昔に書かれた内容が、あたかも予言したかのように今現在を風刺するものであったり、鋭い先見の明に驚かされます。子どもから大人まで読書が苦手な方でも楽しめると思います。
あらすじ:スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな風刺に溢れる傑作。表題作「ボッコちゃん」をはじめ、「おーいでてこーい」、「ねらわれた星」などの計50選。

○総務課 庶務防災係 白澤主事
「戸村飯店青春100連発」瀬尾まいこ/著
二人の兄弟が、それぞれの未来と自分自身を見つめ直し、温かな笑いに包まれる青春物語です。家族のことを知っているつもりでも、実は、気づいてない良いところ、悩んでいること、考え方の違いなどがあるかもしれない、と改めて気づかせてくれ、自分の家族のことをもっと知りたくなる1冊です。
あらすじ:中華料理店である戸村飯店の兄ヘイスケと弟コウスケの兄弟が、今まで気付かなかったお互いの良さや、自分たちの進むべき道を模索する青春群像劇。

○新得保育所 若杉保育士
「だるまさんが」かがくいひろし/さく
「だ・る・ま・さ・ん・が」とだるまさんの動きに合わせて読むと自然と体が一緒に動いてしまう楽しい絵本です。
ページをめくる度にだるまさんの1つ1つの動きや擬音もかわいいので大人も子どもも読むと笑顔になれます。
あらすじ:泣く子も笑う「だるまさん」シリーズ。0歳の赤ちゃんから大人まで、ページをめくるたび愉快な「だるまさん」の世界に引き込まれます。

○地域戦略室 地域戦略係 小林主事補
「いちご同盟」三田誠広/著
この小説は登場人物が15歳となっており、受験、将来、自分を取り巻く環境を通し様々な葛藤や嫉妬といった人間らしさを絡めて描かれています。主人公が病院で寝たきりの少女と出会うことで人間の生と死について語られていく展開には自分も考えさせられました。
あらすじ:中学3年生の良一は、野球部のエース徹也を通じて病気で入院中の少女直美を知る。徹也は野球に全力を注ぎ直美を力づけ、良一も良い話し相手として彼女を慰める。繊細な少年の心情と友情、生と死を叙情的に描いた作品。

◆45周年事業
開館45周年を記念して、著名な絵本作家さんの講演会を開催します。

▽いしかわこうじワークショップand講演会
9月16日(土)に保健福祉センターなごみで絵本作家いしかわこうじさんによるワークショップと講演会を行います。午前中はワークショップ、午後は「子どもと絵本」をテーマに講演があります。次号の広報しんとくでイベントの様子をご紹介します。

▽宮西達也×真珠まりこ「ぶっちゃけトークライブ」
10月15日(日)に保健福祉センターなごみで絵本作家の宮西達也さん、真珠まりこさんによる「ぶっちゃけトークライブ」が開催されます。参加申し込みは9月20日(水)より図書館で受付開始いたします。

▽45周年ライブラリーバッグ
45周年を記念してライブラリーバッグを配布しています。お求めの方は図書館へお問い合わせください。

◆子どもから大人まで
図書館は本を通じて未知の世界に触れたり、知識を広げることが出来たり、子どもから大人まで誰でも楽しめる場所です。
また、静かな空間で集中して本が読めるだけではなく、ワークショップやイベントなども定期的に開催されており、地域の交流の場にもなっています。
学びや娯楽の場として多くの喜びを与えてくれる図書館を利用して、新たな発見や感動を探してみませんか?

新得町図書館
住所:新得町2条南3丁目
【電話】64-5406

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