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〔特集〕第13次まちづくり計画がスタートします(6)

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北海道比布町

■教育行政執行方針
本年度の教育行政の執行は、「第13次比布町まちづくり計画」や「比布町教育大綱」のほか、関係する法令の趣旨を踏まえ、子どもたちが社会を生きる力を育むために、知・徳・体の確かな学びを核とした質の向上を図る教育活動の充実、二つ目にすべての町民が主体的に学び続け、「住んで良かったと思えるまち」を実感できる生涯学習の振興の2点を基本方針として取り組みます。
ウィズコロナ、アフターコロナを踏まえた教育を推進し、子どもたちがふるさと比布への誇りと愛着を持ちながら、世界に視野を広げ、社会を支えていくたくましい人材に育つことができるよう、町長部局や関係機関と連携を図りながら、町民の信頼に応える施策を推進します。

◇社会で活きる力の育成
比布中央学校は、教育目標を「生きる力を身につけ、他者と共により良く生きる児童生徒の育成~グローバル・AI時代を生き抜くために~」とし、義務教育学校の利点を生かし、9年間の連続性・系統性を踏まえた一貫性のある教育活動を展開するとともに、教員の専門性を生かした指導の充実に努め、子ども一人ひとりの良さや可能性を十分引き出します。
本年4月の児童生徒数および学級編制は、児童生徒数が223名、うち新1年生は24名で、総学級数は19学級、うち特別支援学級は10学級の予定です。
確かな学力の育成については、全国学力・学習状況調査や各種学力検査、チャレンジテストなどの分析から子ども一人ひとりの資質・能力、興味・関心・意欲などを的確に捉え、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の充実が図られるよう、ICTの効果的な活用や、練成会グループによる学力向上対策事業「チャレンジゼミ」を実施し、子どもたちの学力向上対策に努めます。
特別支援教育については、子ども一人ひとりの教育的ニーズに応じた支援を行うとともに、障がいのある子どもとない子どもが可能な限り共に学ぶ「インクルーシブ教育システム」を構築し、特別な支援を必要とする子どもたちへ就学前から学齢期、社会参加まで、一貫した教育が行われるよう教育環境の整備や教育内容の充実に努めます。
キャリア教育については、子どもたちが自らの生き方を考え、夢や希望を実現させる意欲、社会的・職業的自立に向けて必要となる資質・能力を、さまざまな経験・体験や多様な人とのかかわりを通して育むとともに、次世代型講習「あしたの寺子屋」事業を開催します。
「君の夢プロジェクト」推進事業は、通常では体験できない舞台での演奏や一流選手からの実技指導、全体講話などを実施し、子どもたちが夢や希望を持ち、将来の生き方や進路を選択する能力を養い、ふるさとに愛着と誇りを持てる事業として取り組みます。
ふるさと教育については、町130年の歴史や文化、先人の努力や知恵を学ぶことや、地域資源を活用した体験的な活動を通して、課題を自ら見出し、協働して探究活動を進めていくとともに、アイヌの歴史や文化、北方領土の学習にも取り組み、「友好交流提携」を結んでいる滋賀県湖南市の下田小学校の子どもたちとオンラインなどを通じて交流学習を進めます。
英語教育については、外国語指導助手(ALT)などを効果的に活用し、英語によるコミュニケーション能力の育成や他国の文化や考え方を理解する取り組みの推進に努めます。
教育の情報化については、情報技術が急速に進化していく時代を生きる子どもたちにとって、情報活用能力の育成は必須であり、一人1台端末を適切、効果的に活用した授業改善の取組みを推進し、学習機会の保障に向けた主体的な取り組みの充実のため、ICTを活用した効果的な学習支援にも努めます。

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