市立病院では、北海道大学と札幌医科大学との共同研究を開始しました。
この共同研究は、広い北海道の地において地域医療を支えることを目的としており、最新技術を活用した医療連携の仕組みづくりや医療機器の開発に取り組むものです。
それぞれの大学の担当医師は、実際に市立病院で診療や検査を担当しながら、研究に取り組んでいます。
◆地域医療の充実を図るための周辺町村との連携
江別市と当別町、南幌町、新篠津村は、令和5年2月に「江別・南空知先端医療推進協議会」を設立しました。地域医療の充実を図るため、協議会が中心となり、2つの共同研究で得られた成果を地域医療の質の向上につなげていくことを目指しています。
◆呼吸器系の病気の早期発見を目指す(北海道大学 呼吸器内科学教室)
研究内容:市立病院の総合健診受診者を対象に、血液・尿・健診結果・X線画像などを解析することで、病気の芽を早期に発見する技術開発に取り組みます。
また、呼吸・循環器のモニタリングを行う新たな医療機器の開発により、予防医療サービスの創出を目指します。
研究実施期間:令和5年4月から令和10年3月までの5年間
研究担当教授:今野 哲(こんの さとし)教授
研究担当医師:清水 薫子(しみず かおるこ)特任講師
・呼吸器系の病気の早期発見を目指す
◆消化器内視鏡の遠隔診療の仕組みづくり(札幌医科大学 消化器内科学講座)
研究内容:内視鏡を使った検査・治療において、札幌医科大学の専門医と遠隔でつなぐことで、地域の消化器内視鏡医師の教育・指導の推進や体への負担が少ない内視鏡治療法の開発などを目的とした研究です。
研究実施期間:令和5年4月から令和8年3月までの3年間
研究担当教授:仲瀬 裕志(なかせ ひろし)教授
研究担当医師:
・室田 文子(むろた あやこ)特任助教
・山川 司(やまかわ つかさ)特任助教
・消化器内視鏡の遠隔診療の仕組みづくり
詳細:市立病院経営改善担当
【電話】382-5151
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