文字サイズ
自治体の皆さまへ

令和5年度 町政執行方針(4)

4/24

北海道浦臼町

▽(医療保健介護)
浦臼町立診療所につきましては、町立診療所建設基本計画策定検討委員会において基本的な配置、規模、設備等に関して協議いただいているところです。コンパクトで効率的な管理が可能な新たな診療所建設に向け、新年度は検討結果に基づいた実施設計に着手してまいります。
国民健康保険特別会計については、令和3年度から税の区分を4方式から3方式に変更したところですが、新年度におきましても昨年の税率を踏襲し適正賦課に努めます。また、医療費適正化対策として、予防のための健診を積極的に推し進めるため、引き続き特定健診や各種健診の受診勧奨や高齢者インフルエンザ予防接種助成事業の継続など、病気の早期発見、早期治療により増加する医療費の抑制に努めます。
保健分野については、ようやく落ち着きを見せてきたコロナ禍をはじめ社会環境や生活の変化による様々な健康課題の解消に向け、町民一人ひとりが主体的に健康づくりができるよう、特に糖尿病の重症化予防対策と健診未受診者へのアプローチに重点を置き、個人の生活に応じた相談や訪問など本人に寄り添った支援を展開してまいります。
高齢者福祉につきましては、コロナ禍において影響を受けてきた介護予防・フレイル予防事業について、人生100年時代を見据えた健康増進を図るため、高齢者が主体的に取り組めるよう、引き続き支援してまいります。
一人暮らしや高齢者のみの世帯が増加し、認知症高齢者の増加が予想されることから、これからも住み慣れた地域で生活をし続けることができるよう、関係機関団体や医療機関等と連携し、地域共生社会の実現を見据えた事業に努めてまいります。

◆5 健やかな子育てと教育の推進
続きまして、健やかな子育てと教育の推進です。
子育て支援につきましては、岸田総理が最重要政策に位置づけ、経済的支援の強化や幼児教育・保育など子育てサービスの拡充、働き方改革を3本の柱としており、出生率の改善に向けたこれまでにない対策が打ち出されるものと期待するところです。本町におきましては、すでにさまざまな経済的支援や伴走型支援など充実した子育て支援策を実施しているところですが、4月から新たに出産後、心身の不調や育児不安がある産婦に対し、産後ケア事業を実施するよう砂川市立病院と連携してまいります。
教育分野につきましては、教育行政執行方針において学校教育、社会教育とも詳細に示されておりますので、今後とも教育委員会と連携し教育環境の充実に務めてまいります。一点のみ重複することになりますが、想定されていた小学校2・3年生の複式化が現実の事態となる見込みです。複式学級にはメリットもあると言われていますが、昨年も申し上げたように当分の間は回避したいと考えており、負担を伴うことになりますが現体制の維持に努めてまいります。

◆6 住民対話の推進
次に、住民対話の推進についてです。町政懇談会につきましては、少し感染の落ち着いた時期を選んでの開催でしたが、極めて少数の来場者に止まりました。ご指摘にもありましたが、今後は町民が関心の持てるテーマや情報を持って開催できるよう努めてまいります。また、これからはウイズコロナが通常の状態になっていくと思われますので、あらためて、私が現地へ出向く出張トークの周知を図ってまいります。
また、昨年4月から、SNSを開始しました。今後とも発信を続け、多くの町民や町外の皆様にも情報を届け、共有してまいります。
最後に、この項目とは少し性格が異なりますが、役場職員の副業について全道の自治体でも地域貢献を目的とした解禁の動きが活発化しています。本町においても、職員の積極的な地域貢献活動と町民との交流対話を促進するため、制度化を進めてまいります。

以上、令和5年第1回浦臼町議会定例会に臨むにあたり、基本姿勢と推進すべき主要施策を述べさせていただきました。コロナ禍と重なるように国際紛争が勃発し、世界中を混乱に巻き込む異常事態が続いていますが、どのような状況にあっても行政の使命は、町民の皆様の安心で安全な暮らしを守り、より良いものにしていくことであり、このことはいつの時代においても変わるものではありません。今後とも山積する課題に向き合い、今この町に住む方々にとって住み良い町づくりを、そして将来にわたり持続可能な町づくりを目指し取り組んでまいります。
町議会の皆様並びに町民の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げ、本年度の町政執行方針といたします。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU