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令和5年度町政執行方針(2)

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北海道由仁町

▽産業がもっと元気なまちづくり
社会が大きく変革していくなかで、地域経済が活性化していくためには、農・商・工の産業間の連携を図り、農産物の付加価値の向上など、地域特性や地域資源の可能性を引き出した持続性の高い取組が重要であります。

基幹産業である農業については、当町の農業生産に見合ったスマート農業技術体系の推進など、関係機関・団体と連携し、持続可能で生産性の高い農業の確立に向けた取組を推進してまいります。

また、基盤整備については、引き続き熊本・上岩内・川端地区の農業生産基盤整備事業を推進するとともに、新たに古川地区の事業採択に向けて、北海道や関係機関と連携しながら、計画的な取組を進めてまいります。

商工業については、由仁町商工会が実施する経営改善普及事業やプレミアム付商品券発行事業などを通じて、商店街の活性化、中心市街地の賑わいの創出などの取組を引き続き支援していくとともに、多様な担い手の育成、雇用機会の確保に向けた環境づくりを進めてまいります。

観光振興については、交流人口の回復・拡大を見据え、由仁町観光協会と連携し、ゆにガーデンを核としたプロモーションの強化を図るとともに、まちなか回遊の促進、特産品の開発・販売など、魅力ある観光地づくりの取組を進めてまいります。

▽元気な子供を育むまちづくり
「出産・子育て応援事業」の経済的な支援と合わせて、すべての妊婦・子育て家庭が安心して出産・子育てができるよう、「子育て世代包括支援センター」が中心となって、妊娠期から出産、子育て期まで切れ目なく相談に応じる支援体制を整備してまいります。

これまで、発達に心配があるお子さんの相談・支援に関しては、療育環境が整備されている近隣自治体に依頼してきたところですが、一昨年に開設された児童の通所事業所と連携し、由仁町内で相談から訓練まで一体的に支援できる体制を目指し、本年4月に「子ども発達支援センター」を開設したところであります。
今後は、発達に心配があるお子さんとご家族が、身近な地域で安心して適切な支援を受けられるよう、内容の充実に努めてまいります。

▽学びを支えるまちづくり
子供たちの教育環境が急速に変化するなかであっても、資質・能力の育成は常に求められており、教育環境の整備は必要不可欠であります。

国が推進する「GIGAスクールネットワーク構想」により進めてきた「一人一台端末」を用いた学習を、より確実に定着させるため、「GIGAスクールサポーター」を継続して配置するほか、ICT機器の更新など、時代に合った学習環境を順次整備してまいります。

子供たちの積極果敢に挑戦する気持ちをあと押しするため、「がんばれ子ども応援基金」を活用した助成事業、英語・漢字など子供たちが主体的に取り組む検定への助成を継続してまいります。また、新たに英語の学力向上とグローバルな人材育成のための事業を進めてまいります。

急速な少子化の影響で、将来にわたり部活動の維持が困難になる中でも、子供たちがスポーツや文化芸術に継続して親しむことができる環境の整備に向け、全国的に部活動の地域への移行が検討されております。

当町においても円滑な移行に向け、学校や保護者、地域住民など関係者による協議会設置、現状やニーズの把握、指導者の確保など課題の解決へ向けた取組を進めてまいります。

人生100年時代の到来やデジタル社会の進展にあって、生涯学習の重要性はいっそう高まっております。また、みなさんが取り組む文化活動やスポーツ活動の場を保障することは行政の役割の一つでもあります。

文化連盟など町民が核となる各種団体への活動支援のほか、高齢者大学、文化交流館事業など誰もが生涯を通じて学ぶことのできる学習環境の整備と郷土愛の醸成や次代を担う人材の育成に努めてまいります。

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