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教育行政執行方針(2)

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北海道由仁町

子供たちの健康維持につきましては、町が進める由仁っ子健診やピロリ菌検査に加え、全国で麻しん(はしか)の集団感染が散見されていることから、ワクチン接種が2回未満で接種を希望する小学生以上に接種を行うとともに、フッ化物洗口などの効果的な実施に向けて関係機関との連携を強化してまいります。
命を守る教育や防災教育につきましては、子供たち自身に危険予測や回避能力を身につけさせるための交通安全教室や防災教室のほか、小中学校合同の「一日防災学校」を実施してまいります。

子供たちをネットトラブルの被害者・加害者にさせないよう、情報モラル教育のいっそうの充実を図るとともに、保護者への理解を促進するための情報提供や危険性を学ぶ機会づくりに努めてまいります。また、薬物乱用や性の問題、心の健康に関する教育にも充実を図ってまいります。

子供たちの通学時の事故防止や安全対策につきましては、日頃から「ゆにっ子見守り隊」やPTAなどに協力をいただいておりますが、道路管理者や警察、関係機関とよりいっそう連携しながら通学路の安全確保に努めるとともに、本年度からスクールバスの経路を一部変更し、利便性を図るとともに、子供たちにとってより安全な通学環境を整えてまいります。

読書活動については、子供たちの読書習慣の定着に向けて、ゆめっく館の司書と連携して、学校での様々な読書に親しむ機会を提供してまいります。

小学校入学後の小1プロブレムの問題を解決するために、幼稚園、保育園と小学校のつながりを深め、子供たちの生活や学びの基盤を支える「幼保小連携」が重要となっています。そのために、保育園や認定こども園、子ども発達サポートセンターなど、関係機関との連携を進めてまいります。

2.グローバル化社会に対応した人材の育成
豊かな国際感覚、異文化理解と人権意識を身につけ、国際社会で活躍できる人材を育成するために、引き続き、ネイティブの外国語指導助手(ALT)を2名配置し、就学前から中学校まで継続的に英語に触れる機会を確保し、実践的英会話やコミュニケーション能力、異文化理解の向上に努めてまいります。

また、中学校におけるさらなる英語の基礎学力の向上と小学生が英語を学習する環境を整えるため、新たに地域おこし協力隊の企業版であります「地域活性化企業人制度」を活用し、英語指導者の派遣を企業と協議しながら進めてまいります。

グローバル教育の出発点は、自分たちの住む郷土の歴史や文化を学ぶことから始まります。総合学習や文化部活動、ボランティア活動、農業体験、職業体験など、地域の人たちとの触れ合いや交流を通じて、豊かな人間性と社会性を育み、郷土への誇りを持つ若者を育ててまいります。

3.教職員の指導力向上と働き方改革の推進
教職員の指導力向上につきましては、校内外における研修機会の確保と自主的な研修に対して支援を行い、教職員の資質と意識の向上に努めてまいります。

また、子供たちへのよりよい教育実践、子供たちに寄り添う時間を増やすためには、教職員自身のプライベートの充実や健康で文化的な生活を送ることが重要です。当町では、「学校における働き方改革アクション・プラン」にもとづき、教職員の超過勤務の削減に努めています。本年度は、学校における留守番電話の設定、学校文書などのWeb配信などの取組を進めてまいります。

4.地域に根ざした学校づくり
地域に根差した教育活動を充実させるためには、学校と地域がビジョンや目標を共有し、学校、保護者、地域住民が一体となって、学校運営を推進することが重要です。当町では、未来を担う子供たちの豊かな成長を、地域を挙げて支える仕組みとして、昨年度「由仁町学校運営協議会」(コミュニティ・スクール)を設置いたしました。本年度は、学校運営協議会の活動をさらに推進し、小中学校の経営計画の承認や評価、学校支援ボランティアバンク事業などを進めてまいります。
毎年11月1日を「ゆに教育の日」とし、町民のだれもが参観できる「一斉公開授業」を実施するとともに、小中学生の交流を目的に学校生活の課題、将来の夢などを語り合う「夢づくり子ども教育委員会」を開催してまいります。

5.安全・安心な地産地消による学校給食の充実
学校給食につきましては、食に関する正しい知識や望ましい食習慣の定着を図るため、栄養教諭による食育指導の推進や、地産地消の観点から、地元産の農作物等を活用する「由仁のもの学校給食」を継続し、安全で安心な給食の提供に努めてまいります。

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