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令和5年度村政執行方針 真狩村長 岩原清一(5)

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北海道真狩村

■夢や希望を育む教育環境整備
▽学校教育の推進
小中学校においては、新しい時代の学校教育の姿として、一人1台端末環境のもと「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実による「主体的・対話的で深い学び」の実現が求められています。
質の高い、豊かな学びの保障にあたっては日々の授業改善が必須であり、教員もまた学ぶことが求められます。校内はもとより、義務教育9年間を見通した小中連携による村内での研修機会の拡充を図り、小中一貫教育の前進とともに、学び続ける教師のもとに、学び続ける児童生徒を育てます。
学習支援員の配置や教育支援センター「まっかりクラブ」の運営等により個々に応じた学習支援の充実を図るとともに、今年度からの小学校の統合に伴い環境が変わる子どもたちには、学校組織を挙げて、安心して学び自己実現を目指すことができる環境を保障します。
子どもたちの今と将来のために、変化する時代に対応できる力、豊かな心と健やかな体を育成し、地域とともにある学校づくりの推進に取り組みます。
高等学校においては、農業科目や農業クラブ活動を活用した探究的な学びや6次産業化に対応した体験的な学習機会の充実を図り、農業と食を中核とした産業人を育成する専門的教育を進めます。
また、伝統芸能の継承や各種ボランティア活動などを通じ、地域との関係を深め、地域に愛され必要とされる学校づくりを進めます。
児童生徒や教職員が安全で快適な学習や学校生活を送ることができるよう学校施設の改修、教材・備品の整備をはじめ、教員住宅の改修など、教育環境整備・充実に努めます。

▽社会教育の推進
社会教育の推進については、令和5年度を初年度とする第10期社会教育中期計画の実現に向け、計画に基づき各種生涯学習事業や活動を推進します。
芸術・文化・文化財の保存・継承は、行政が果たすべき重要な役割であると考えており、将来にわたって保存・継承される持続可能な取組を継続します。
スポーツ振興につきましては、ポストコロナの社会的状況を鑑みながら老若男女が楽しめる種々のイベントや大会の随時再開と新種目を体験する機会を設けるなど、スポーツの普及を図るとともに多くの村民が参画できる環境づくりに取り組みます。

■むすび
令和5年度一般会計の予算規模は、27億375万5千円であり、うち地方交付税は15億1000万円を計上しております。特別会計を含む全会計予算は31億6691万2千円となりました。
一般財源の動向は、インフレによる物件費などの歳出の増加が予想され、その財源分を基金取崩しと地方交付税の増額で補填しております。人口減少・少子高齢化による社会保障問題、公共施設等の老朽化や激甚化・頻発化する自然災害など、複雑化する諸課題と多様化する村民ニーズへしっかりと対応するため、より一層の健全な財政運営に努めます。
政府は新型コロナ感染症を5月連休明けから「5類」へ移行する方針を決定したことは新たなコロナ時代の幕開けとなる喜ばしいニュースでもありますが、今後、家庭や学校、職場など日常の中で混乱をきたすことのないように、しっかりと状況把握に取り組まなければいけません。
「細心にして大胆なれ」
物事に慎重すぎては大胆なチャレンジ精神を注ぎ落し、大胆さだけあれば良いわけでもない。今の先行き見えない不安定な社会情勢の中ではバランス性を欠くことはできません。
これからも行政と議会の両輪のバランスを保ちながら、過度に失敗を恐れず、広い視野と細心な用意でチャレンジを始めていきます。そして新しい時代を着実に前進できる村政の運営に邁進していきます。
議員各位及び村民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、令和5年度の村政執行方針といたします。

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