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男女共同参画コーナー ひゅ~ら〜Human Love〜

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北海道網走市

■「ウェルカミングアウト」の姿勢を大切に
~カミングアウトを「ウェルカム!」と受け入れられる環境を~
元フェンシング女子日本代表でトランスジェンダーの杉山文野さんの講演に参加し、自身の性を打ち明けるまでの苦悩や、LGBTQについて社会が抱えている課題などのお話を伺いました。

【日本におけるLGBTQの割合は?】
日本で最も多い名字は佐藤・鈴木・高橋・田中の4つで、人口の5~6%と言われています。ほかにも左利きや血液型がAB型の人の割合も同程度と言われています。皆さんの周りにもこれらに該当する方はいるのではないでしょうか。日本のLGBTQ当事者の割合も同じように5~8%と言われています。「LGBTQの知人はいない」と思っている人の周りにも、実はカミングアウトできずにいる人がいて、「いない」のではなく「気づいていない」だけかも知れないのです。
【“ウェルカミングアウト”の姿勢】
講演では、「当事者の中には、LGBTQであることをカミングアウトすることで今の居場所がなくなってしまうのではないか、周りから除け者にされてしまうのではないか、という恐怖心からそれができない人が多い。そういった人たちを助けるためにも『カミングアウトしても大丈夫ですよ』という“ウェルカミングアウト”の姿勢を持つことが重要」とお話しされていました。
【お互いの違いを認め合おう】
カミングアウトを受け入れることは、当事者の自己肯定感の高まりにつながります。ウェルカミングアウトの姿勢に必要なのは、相手のことを受けとめ、認めることだと思います。みんながウェルカミングアウトの姿勢で、思い悩んでいる人たちの声をいつでも受け入れられるようになると素敵ですね。
網走市男女共同参画プラン推進会議編集委員

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