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男女共同参画コーナー ひゅ~ら〜Human Love〜

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北海道網走市

■ニュースから世界のLGBTQについて考える
~すべての人が自分らしく生きられる社会のために~

今年3月、大阪地裁はウガンダから日本に「逃れてきた」ウガンダ国籍の同性愛者の女性を難民と認めるよう命じる判決を下しました。この女性は、なぜ故郷から日本へ「逃れてきた」のでしょうか?

▽安全な暮らしを求めて
ウガンダなどの中東の多くの国では、同性愛者と自認しただけで犯罪者として扱われ、最悪の場合、極刑に処されてしまう法律もあります。この女性は、同性愛者であることを理由に現地の警察に逮捕され、暴行によって大けがをするなどの迫害を受け、安全な暮らしを求めて日本へ逃れてきたのです。

▽続く同性愛への差別
世界の宗教の中には、同性愛を禁止するものもあり、法律で同性愛を犯罪と定める国もあります。
アメリカでは1950年代に同性愛者の権利運動が始まり、現在では、欧米諸国を中心に同性愛者の権利を保障する制度を持つ国や地域は世界の20%に及びます。世界の主要都市などでは「プライド」と呼ばれるLGBTQを讃えるイベントが毎年開催されている一方で、アフリカや中東の一部の国では2000年代以降も同性愛やGBTQの人たちを激しく差別し、迫害が続いています。

▽自分らしく生きる権利
このニュースを見て、多様な性や個性を認め合い、自分らしく生きることの難しさを感じました。
世界人権宣言では、すべての人間は、生まれながらにして自由で、かつ尊厳と権利についてはみな平等とされています。
国籍や宗教などによらず、誰もが自分らしく生きられる社会になるといいですね。

問合せ:網走市男女共同参画プラン推進会議編集委員

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