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自治体の皆さまへ

あしたへつながる防災知識 第40弾

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北海道羅臼町

■大地震に備える一人ひとりの防災対策
災害による被害をできるだけ少なくするためには、一人ひとりが自ら取り組む「自助」、地域や身近にいる人同士で助け合って取り組む「共助」、国や地方公共団体などが取り組む「公助」が重要だと言われています。その中でも基本となるのは「自助」、自らの命は自らが守る意識を持ち、一人ひとりが自分の身の安全を守ることです。
今回は地震発生前、地震発生時に自らできる防災対策を紹介していきます。

◆家の中の防災対策
大地震が発生したときは、「家具は必ず倒れるもの」と考えて、防災対策を講じておく必要があります。家具が転倒しないよう、壁に固定するなどの対策をしておきましょう。また、窓ガラスの破損や電子レンジの落下など、それぞれの部屋の中にどのような危険があるのか考えて対策をしておきましょう。
その他にも、停電になったときのために懐中電灯や、割れたガラスなどで足をケガするのを防ぐためにスリッパ等を備えておきましょう。

◆避難の備え
大地震が発生したときには、電気やガス、水道、通信などのライフラインが止まっても自力で生活できるよう、普段から飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大事です。
◇準備のポイント
(1)食品や飲料水の賞味期限や薬の使用期限をチェックし、定期的に入れ替えましょう。
(2)食品は火を使わずに食べられる物を用意しましょう。
(3)妊婦さんや乳幼児、要介護者がいるご家庭で特に必要となるものを確認しましょう。
(4)非常用持出品は家族の人数分用意することが望ましいとされています。

◆地震発生時の身の守り方
いつどこで発生するか不明な地震ですが、気象庁の「緊急地震速報」を活用することにより、強い揺れが来ることを直前にキャッチし、身の安全を守る行動をとることができます。緊急地震速報は、地震の発生直後に震源や地震の規模(マグニチュード)を推定し、各地における振動到達時刻や震度を予測し、可能な限り早く知らせるシステムです。震度5以上が予想されたときに発表され、テレビやラジオ、携帯電話、防災行政無線などを通じて報知されます。
緊急地震速報を見聞きしてから強い揺れが来るまで数秒から数十秒のわずかな時間しかありません。あわてずに身の安全を確保するようにしましょう。
・家の中…大きな家具から離れ、丈夫な机の下などに隠れ、頭を保護する。
・山や崖付近…落石や崖崩れが発生しそうな場所から急いで離れる。

◆津波注意報・警報が発表された場合
地震が発生し、揺れが収まったら次は津波に注意が必要です。海岸近くにいるときに、強い揺れを感じたり、津波注意報・津波警報を聞いたときはすぐにその場所を離れ、高台などに避難しましょう。
また、津波は河口から川の流れに沿って上流側にも追いかけてきます。川の近くにいるときは、流れに対して直角方向に素早く避難しましょう。

お問合せ先:総務課防災担当
【電話】87-2111

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