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自治体の皆さまへ

令和5年度 羅臼町防災訓練を行いました

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北海道羅臼町

6月8日(木)に羅臼町防災訓練を実施いたしました。
この訓練は1年に1度行うことで、地震・津波災害に対する意識の向上や災害時における家庭での備えを再確認する目的をもって実施しています。

◆災害想定
マグニチュード9.3の地震が発生
羅臼町の震度は「5強」
北海道太平洋沿岸東部に「大津波警報」が発令
予想される津波の高さは第1波で1m、最大波は2m

■町民の約4人にひとりが訓練に参加しました
今回の防災訓練では、午前10時40分に地震が発生し、午前10時42分に大津波警報が発令されるとの想定のもと、消防施設によるサイレン、防災無線やエリアメールなどによる注意喚起を行いました。
また、町内会をはじめ、各小中学校、羅臼高校、幼稚園や福祉関係事業者、羅臼町商工会、羅臼漁業協同組合のほか、一般企業の参加をいただき、町民の約21%、955名が避難訓練やシェイクアウト訓練を実施しました。

■関係機関と災害時の情報伝達を確認しました
役場を含めた、羅臼海上保安署、陸上自衛隊第302沿岸監視隊、羅臼駐在所、羅臼消防署、知床らうす国保診療所等の関係機関による訓練では、大津波警報発令に伴う注意喚起及び、情報伝達訓練を実施しました。
このほかにも、町内で被害が発生したことを想定し、役場職員の対応方法や羅臼消防署と知床らうす国保診療所による負傷者受け入れの訓練なども実施しました。

今回ご参加された皆様、ご協力をいただきました関係機関の皆様、大変ありがとうございました。

■地震・津波の可能性
平成29年12月に発表された「千島海溝沿いの地震活動の長期評価(第三版)」では、根室沖や千島海溝で今後30年以内にマグニチュード「8.8程度以上」の巨大地震が発生する確率を7~40%と想定しています。この想定は、過去の大津波で海底から内陸に運ばれた砂などの「堆積物」の調査結果から導き出されたもので、こうした大地震は千島海溝のプレート境界で過去に平均で350年前後の間隔で発生してきたと推定されています。
「堆積物」の調査からは、前回の地震の発生から400年程度経過していると考えられるため、いつ大きな地震が発生してもおかしくない状況なのです。
下の表は平成30年1月時点での地震発生確率ですが、政府の地震調査研究推進本部によると、「想定した次の地震が起きない限り、年数経過とともに地震発生確率値は増加する」とのことです。
地震は、発生すれば甚大な被害を及ぼす可能性があります。日頃から耐震補強や家具の固定など、地震への対策を行いましょう。

◆今後30年以内の地震発生確率(2018年1月時点)
※十勝沖、根室沖、色丹・択捉島沖抜粋

(出典:地震活動の長期評価(第三版)概要資料より)

◆今すぐできる!“0次の備え”
災害はいつ起こるかわかりません。
外出中に災害が発生したときに、外出先から自宅や避難所まで安全に移動するための助けになる備えのことを“0次の備え”といいます。
普段使用しているバックに入れておき、常に持ち歩くことが重要です。
0次防災の備えを常に持ち歩くためには、いつも使用しているバックに丸ごと入れることができる「0次防災ポーチ」を作るのがおすすめです。
右のチェックリストを参考にみなさんも作って持ち歩き、防災への一歩を踏み出しましょう。
また、普段使用している自家用車に防災グッズを載せておくことで、車に乗っているときに地震が起きてしまった際に備えることができます。
日頃から被害を抑えるための防災対策を講じてしっかりとした備えをしておきましょう。

▽必要なものチェックリスト
飲料水
・非常食(チョコレート、飴、栄養補助食品など)
・ホイッスル
・携帯用ライト
・携帯ラジオ(予備電池付き)
・モバイルバッテリー
・筆記用具(油性ペンなど)
・身分証明書
・救急セット
・持病の薬、常備薬
・簡易トイレ
・ウェットティッシュ
・使い捨てカイロ
・現金(10円玉などの小銭も)

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