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[特集1]令和5年度町政執行方針(4)

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北海道苫前町

【生活環境の整備と防災対策】
(1)道路の整備
町道については本年度、「とままえ温泉ふわっと」の改修工事の完了に伴い、玄関口である町道夕陽ヶ丘線と国道232号線の交差点改良工事を行います。また、継続事業として旭長島線歩道整備を行うなど、安全な道路の確保に努めてまいります。
国道については、国道232号線の法面補強対策が令和2年度より着手され、越波対策を中心とした強靭化計画が進められています。また、国道239号線霧立防災事業においては、霧立峠トンネルが昨年一部開通し、本年度より新たに3か年計画で1か所のトンネル掘削工事に着手するなど、複数年に渡る事業となりますことから、引き続き、早期完成に向け、要望を行ってまいります。
道道については、道道苫前小平線の未供用区間9kmの早期事業着手に向け、昨年度、小平町と未開通区間事業化実現研究会を発足させたところであり、今後も引き続き強く要望してまいります。
橋梁については、本年度、中規模橋4橋の修繕工事を実施し、修繕17橋・建替2橋の整備すべてが完了する予定です。また、昨年度、長寿命化総点検業務の2巡目が終了したため、本年度は、2橋の橋梁保全に伴う詳細設計を新たに行います。

(2)河川の整備
町管理河川である普通河川については、1河川の維持工事等を実施し、適正な維持管理を行ってまいります。
また、北海道が実施しています古丹別川河川改修工事については、令和2年度より、遊水池を含めた新たな豪雨対策とした河川改修事業が着手されているところであり、砂防堰堤等を含めた複数年の事業となることから、地元期成会等関係機関との調整を行いながら、北海道とも連携を図り、地元要望が反映された治水事業となるよう支援してまいります。

(3)居住環境の整備
町営住宅について、本年度は、北斗団地1棟10戸における屋上防水改修、川添団地1棟8戸における屋根改修の長寿命化改善及び川添団地2棟8戸における共用玄関の建具等福祉改善を行う個別改善事業や、北星団地内の旧教員住宅のモデル改修事業を実施してまいります。
さらに、町民の定住や町外からの転入を促進するため、住環境整備事業、定住促進空家活用事業及び世帯向け賃貸住宅建設支援事業を、引き続き実施してまいります。
空家対策については、令和5年4月の空家特措法や民法などの法改正も踏まえつつ、引き続き、空家除却への助成事業を継続するとともに、所有者の適正管理意識の啓発に努めてまいります。また、脱炭素社会の実現に向けて、省エネ性能の向上に対して空家活用助成制度を拡充するとともに、モデル事業として町有空家に対する省エネ改修・リノベーション事業を継続するなど、空家の有効活用や流通利活用の促進を図ってまいります。

(4)生活環境の整備
重要なインフラである水道施設については、水質の保全と安定的な供給を最優先事項とし、適切な管理に努めているところであり、令和4年度をもって基本設計が完了した古丹別地区浄水場の施設耐震改修等については、本年度、詳細設計に着手してまいります。
下水道整備については、ストックマネジメント計画の調査及び処理場施設改修に向けた詳細設計を行い、令和4年度から改修工事を実施しており、本年度は、電気設備の改修工事を行います。
また、苫前・古丹別市街地以外の地域においては、合併処理浄化槽の設置を推進し、町内における生活排水処理に関する地域格差の解消を目指してまいります。
加えて、平成9年度に供用開始した古丹別地区流雪溝については、施設の老朽化とともに住民の高齢化も進んでおり、多くの課題を抱えているところですが、地域にとって必要不可欠な施設であると認識してございます。
昨年度、古丹別流雪溝運営協議会から本町に対して、施設の更新要望があげられており、本町としましても、引き続き留萌開発建設部・北海道留萌振興局に対し、設備の更新を強く要望してまいります。

(5)公共交通対策
本年3月末をもってJR留萌本線が廃線となり、留萌管内の主たる公共交通機関は、バス交通のみとなりました。この間、本町におきましては、町民の日常生活を支えるバス交通のあり方について、関係機関と連携し、その維持・確保に努めてきたところであり、昨年度は、上平バスターミナルの改修工事を実施し、快適な利用環境の整備に取り組んでまいりました。
引き続き、利用者ニーズを踏まえたバス路線の確保や待合所等の環境整備に取り組むとともに、バス交通を利用して通学する高校生への支援を行ってまいります。

(6)防災・減災対策
災害に強いまちづくりを推進するため、引き続き、地域全体の防災意識と連帯意識の強化・推進に努めているところでありますが、今年度は、令和6年度予定の移転耐震化準備として、北留萌消防組合古丹別支署庁舎改築工事基本実施設計に着手してまいります。
とりわけ、本町の住民生活、経済・社会活動を支える重要なインフラ基盤である国道239号線・232号線については、防災整備事業により強靱化が図られているところでありますが、引き続き、早期完成に向け、要望を行ってまいります。
また、有事に備えた実践活動として、地域において取り組まれている各種防災訓練に協力するほか、町としても、津波対策を念頭に、行政や関係機関、町民の皆様と連携し、苫前3丁目線歩道を活用した避難訓練を実施するなど、危機管理の徹底に努めてまいります。
災害情報をはじめ、様々な行政情報を伝達する目的で運用している防災行政無線については、聞こえの課題を補うため、津波警戒区域の沿岸部世帯にラジオ型の個別受信機を配布するとともに、電子メール配信サービスを運用しているところであり、引き続き、町民の皆様に広く活用していただけるよう周知に努めてまいります。

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