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地域包括支援センターおげんきだより No.10「世界アルツハイマー月間」

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北海道蘭越町

中西晴菜保健師

「地域包括支援センター」では、専門の職員(保健師・社会福祉士・看護師など)が、介護予防の支援をはじめ、介護や保健・医療・福祉など様々なご相談に応じています。高齢者の皆さんが住み慣れた地域でいつまでも自分らしい生活ができるよう、お手伝いさせていただきます。ぜひお気軽にご利用ください。
この「おげんきだより」では、高齢者の健康や介護予防などにまつわる情報をお届けします♪

■9月21日は「世界アルツハイマーデー」です
1994年9月21日、国際アルツハイマー病協会と世界保健機関(WHO)はこの日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、アルツハイマー病等に関する認識を高め、世界の患者とその家族に援助と希望をもたらすことを目的に様々な取り組みを行っています。また2012年からは9月を「世界アルツハイマー月間」と定めています。

■「アルツハイマー病」とは?
アルツハイマー病は、高齢者における認知症の最も一般的な原因であり、認知症の半数以上を占めます。アルツハイマー病が原因で起こる「アルツハイマー型認知症」は記憶障害から始まる場合が多く、初期では段取りが立てられない、気候に合った服が選べない、薬の管理ができないなどの症状が出ます。また、不安、うつ、妄想が出やすい傾向にあります。

■気になる症状はありませんか
2025年には約730万人(約20.6%)、65歳以上の約5人に1人が認知症になると言われており、今後も増加することが予測されています。
ご自身やご家族に思い当たることがあれば、なるべく早く地域包括支援センター、かかりつけ医や専門医等に相談することをおすすめします。認知症の場合でも、早く診断し、適切なケアを早い段階から行うことで、症状が改善したり、進行を遅らせたりすることができます。現在、厚生労働省ではアルツハイマー病の進行を抑制する治療薬の承認が進んでいますが、今まで同様、早期発見、早期対応が大切です。

■認知症早期発見(気づき)の目安

▽記憶障害
・今、切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる。
・同じことを何度も言う、問う、する。
・しまい忘れ・置き忘れが増え、いつも探し物をしている。

▽判断・理解力が衰える
・料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった。
・話のつじつまが合わない。
・テレビ番組の内容がわからなくなってきた。

▽時間・場所が分からない
・約束の日時や場所を間違えるようになった。
・慣れた道でも迷うことがある。

▽人格が変わる
・些細なことで怒りっぽくなった。
・周りへの気遣いが無くなり頑固になった。
・「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた。

▽不安感が強い
・一人になると怖がったり寂しかったりする。
・外出時、持ち物を何度も確かめる。
・「頭が変になった」と本人が訴える。

▽意欲がなくなる
・下着を替えず、身だしなみを構わなくなった。
・趣味や好きなテレビ番組に興味がなくなった。

~お困りのこと、気になること、お気軽にご相談ください♪~
高齢者の総合相談窓口 地域包括支援センター
蘭越町蘭越町250番地1(保健福祉センター内)
【電話】57-6868

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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