ミセス ユミ子の 消費生活QandA 第131回

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◆～それ製品事故です!即席カップめん等の発泡ポリスチレン製容器の変質・破損に注意～の巻
髙安ユミ子消費生活相談員

皆さんは消費生活相談に製品事故が含まれることをご存知ですか?
国民生活センターでは全国の消費生活センター、医療機関等から収集した「商品やサービス、設備などにかかわる事故情報」をもとに、暮らしの中に潜むさまざまな危険について、分かりやすいリーフレットにして消費者被害の事例や生活に役立つ情報などを発信しています。今回はリーフレット「くらしの危険」の最新号No・374から身近に起こるキケンについてご紹介します。

〈事例1〉
即席カップめんに湯とMCTオイルをほぼ同時に入れて食べようとしたところ、容器の底が抜け足に湯がかかった。熱いと思ったが、やけどはしなかった。商品には、カップが変質し破損するおそれがあるので、添付以外の食用油等は加えないでくださいとの表示があった。
同様の事故が起きる可能性があるため、注意表示をもっと目立つようにするべきではないか。
(受付年月：2022年10月、70代女性)

〈事例2〉
2種類の即席カップめんにMCTオイルを入れたところ、いずれも容器が破損し、中身が漏れて食べられなかった。MCTオイルは身体に良いオイルと言われプレゼントされたもので、コーヒーやスープに混ぜてお召し上がりくださいと書いてあったので、入れても大丈夫だと思った。
(受付年月：2022年10月、40代男性)

Q：気を付けなくてはならないのはMCTオイルだけですか?
A：えごま油やココナッツオイル、亜麻仁油も同様に注意が必要です。
相談事例を受けて国民生活センターが行った商品テストでは調査した18銘柄の商品全ての本体に「添付以外の食用油等は加えてはならない」旨の表示があり、製造・販売事業者のウェブサイトにも食用油等は加えてはならない旨の表示があったとのことです。
再現テストにおいてもMCTオイル大さじ1杯(15ml)を入れた直後に沸騰した湯を約550ml注いだ場合、数秒で容器が破損したようです。
(注：MCTオイルとはココナッツもしくはアブラヤシの種子から「中鎖脂肪酸」のみを抽出したもの)

《ここがポイント》
発泡ポリスチレン製容器は軽くて丈夫でクッション性があり、熱を伝えにくく食品の保存性に優れているので即席カップめんや総菜等の食品に使用されている容器です。
今回の表示は、食品表示法等により、表示の義務がある注意・警告表示ではありませんが、即席めん業界において自主的に消費者への注意喚起表示を実施しているものです。

◇相談員からのアドバイス
お湯等を注いだ発泡ポリスチレン製容器(即席カップめん等)にMCTオイルやえごま油等を加えると、容器が変質・破損するおそれがあるため、添付以外の食用油等は加えないようにしましょう。もし、加える場合は中身を別な容器に移し替えてから行いましょう。

国民生活センターのホームページでは商品テストの様子を公表していますので参考にしてください。

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このような新手の詐欺が全国で多発しています。
「〇〇ペイで返還します」と言われたら詐欺を疑いましょう。

詳細：
・消費生活相談所(南6-2　社会福祉協議会内)
【電話】28-0585
・役場住民課住民生活担当
【電話】28-3858