文字サイズ
自治体の皆さまへ

千歳川流域の特定都市河川指定について

10/37

北海道長沼町

千歳川流域は広大な低平地が広がっているため、洪水時には約40kmにわたり石狩川の高い水位の影響を長時間受けるという、他地域にはない治水上の課題があります。また、今後の気候変動の影響を踏まえると水害の更なる頻発化・激甚(げきじん)化が懸念されています。
このため、水害に強い地域づくりに向け、千歳川流域4市2町・道・国が連携し、流域治水を本格的に実践するための法的枠組みである特定都市河川の指定に向けて検討を進めています。

■特定都市河川指定による水害への安全性の向上
特定都市河川に指定することにより、(1)河川整備の加速化に加え、法的枠組みのもと(2)流域における雨水流出抑制対策などを推進し、早期に千歳川流域における水害への安全性向上を図ることが可能になります。
(1)河川整備の加速化
・堤防整備・河道掘削などにより、千歳川本支川の堤防決壊などによる壊滅的な被害を軽減します。
・流域の各地で頻発する内水氾濫に対して、機動性のある排水ポンプ車などが円滑かつ迅速に内水排除を行うため、必要な進入路や作業ヤードを確保するとともに釜場(水を集めるためのくぼみ)を整備します。
・堤防整備の完成に合わせて排水機場の排水規制を緩和することで、内水被害の軽減を図ります。

(2)流域における雨水流出抑制対策
・開発者が特定都市河川流域内で雨水浸透阻害行為(例えば耕地を宅地や駐車場などにし、雨水が地下に浸透せず他の土地へ流出する量を増加させるおそれがある行為)を行う場合は、行為面積が1,000平方メートル以上の場合、道知事の許可が必要になります(既に宅地などの場合は、規制対象外)。

雨水浸透阻害行為の具体例:
宅地にするために行う土地の形質の変更
駐車場にするために行う土地の舗装

・開発者は許可取得に向けて、雨水貯留浸透施設(雨水を一時的に貯めたり地中に浸透させることで、河川に流出する雨水を抑制する施設)を設置し、雨水流出抑制対策を行う必要があります。

■詳しくは、資料(PDF)をご覧ください。
「第4回石狩川(下流)水系外流域治水協議会」

問合先:
役場治水対策係【電話】76-8020
千歳川河川事務所【電話】0123-24-1114

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU