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自治体の皆さまへ

町政の執行方針(4)

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北海道鷹栖町

■あらゆる安心を未来へとつなぐ 幸せな環境を持続するまち
近年の地球温暖化が要因とみられる気候変動の影響により、世界各地で異常気象が多発しており、その対策は喫緊の課題となっております。鷹栖町においても2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする、ゼロカーボンシティに挑戦することを令和4年度に表明しました。
町では、はじめに公共施設から排出される温室効果ガスの削減を目指す地球温暖化対策推進実行計画(事務事業編)を令和4年度に策定しました。今後は、町民の皆さんや事業者が排出する二酸化炭素を削減するための計画の策定に向けて作業を進めてまいります。この計画の策定と並行して脱炭素の取り組みとして、木質バイオマス燃焼機器の購入や住宅の窓断熱改修に対する助成金を新設(5)するほか、街路灯及び公共施設の照明のLED化、公用車を電気自動車に更新するなど温室効果ガス排出量の削減に努めてまいります。
集中豪雨などの自然災害から身を守る防災の取り組みにつきましては、昨年度から続くB&G財団の事業を活用して防災拠点整備事業を実施し、人材育成研修と避難所運営訓練を行います。
「自分たちのまちは、自分たちで守る」という精神のもと創立された鷹栖町消防団は、100年の節目を迎えました。長年にわたり地域防災の要としての足跡を継承していくため、記念誌を発行し、後世につないでまいります。
循環型社会を形成するためのごみの減量・リサイクルの推進については、環境審議会においてごみの減量目標やごみ処理方法について検討を行うとともに、町民の皆さんの意識向上に資する出向く説明会や講演会の開催など、ごみ減量化と適正分別の推進を図ります。最終処分場においては、高圧受電設備の改修を行うほか、第2期最終処分場が廃止基準を満たしたことから、閉鎖に向けた手続きを進めてまいります。
水源の涵養、地球温暖化の防止、災害の防止などといった公益的機能を有する森林は、私たちの生活にさまざまな恩恵をもたらすことから「緑の社会資本」とも呼ばれています。森林環境譲与税を活用して民有林経営を後押しするほか、企業版ふるさと納税を活用し、適正な間伐、造林を行い良質な森林育成に努めてまいります。
コロナ禍において屋外レジャーの需要が加速しています。パレットヒルズにおいても密を避けるキャンプなどの利用が増加していることから、観光協会と連携してアウトドア関連イベントを開催し、パレットヒルズの魅力発信と利用者の掘り起こしを進めてまいります。
北斗地区の北鷹栖団地が老朽化し耐用年数を迎えたことから、新たに建て替えるための基本設計及び実施設計(6)に取り組むほか、町民の生命と財産を守るため、道路・橋梁の長寿命化工事、河川の維持補修工事を継続してまいります。
上水道及び下水道事業は、生活の要であり、水道管の布設替工事など計画的な更新や維持補修を進めます。旭川市三角台配水池からの幹線配水管は、昭和55年に付設され、設置から42年が経過しています。配水管の耐用年数は40年とされており、老朽化による事故が発生する可能性があることから、幹線配水管の更新工事を行うとともに、複条化するための実施設計などをいたします。

▽ポイント05 住宅支援事業リニューアル・ゼロカーボンハウス化補助金
暖房機器としてペレットストーブや薪ストーブを購入した場合、または住宅の窓を一定基準以上の改修をした場合、費用の一部を補助します。
※上限額あり
〔木質バイオマス燃焼機器〕
ペレット、チップ、薪を燃料として使用するストーブまたはボイラー
〔窓の断熱改修〕
改修後の窓の熱貫流率が一定基準(Uw1.9以下)を満たすものであり、改修費用の合計が20万円以上のもの

▽ポイント06 北鷹栖団地基本・実施設計
詳細は、本紙またはPDF版をご覧ください。

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