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自治体の皆さまへ

町政の執行方針(5)

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北海道鷹栖町

■あらゆる人が関係して高めあう 幸せな交流があるまち
地域コミュニティにおける人と人とのつながりの強さが、私たち一人ひとりの暮らしの安心・安全につながります。鷹栖ならではの地域資源を活用した施策に戦略的に取り組み、多くの人が訪れたい、住みたい、関わりたいと思っていただけるまちを目指してまいります。
令和2年度から3年間継続して地域運営モデル地区の取り組みを進めた結果、令和5年度から地域づくり活動と住民センターの指定管理者が一体となった新たな運営体制(7)となりました。地区計画の策定や課題の解決に向けた取り組みを進めるため、各地域運営組織に集落支援員を配置し、人的体制の強化を図ります。
鷹栖市街地の活性化につきましては、令和4年度に策定する基本構想・計画を基に中心エリアの整備に向けて、住民や関係団体、事業所と協議を進めてまいります。また、令和4年度から取り組みを始めた慶応義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)研究所の「域学連携プロジェクト」に継続して取り組み、地域の活性化を図ります。
テレワークの普及や自然豊かな環境など生活重視のライフスタイルを望む人が増えていることから、地方移住への関心が高まっています。移住を検討している首都圏の相談者に鷹栖の良さをアピールできるよう、きめ細かな情報を提供しアプローチを継続してまいります。また、2週間から3か月程度地域の活動に従事する地域おこし協力隊インターン制度を新たに導入し、鷹栖町に関心を寄せる学生などの若者が、より深く鷹栖町のまちづくりに関与する機会を創出します。
鷹栖町の魅力を広く発信し知名度向上とイメージアップを図るため、多方面でご活躍中の鷹栖にゆかりのある3名の方に「ふるさと応援大使」を委嘱しています。応援大使のご協力をいただき、札幌市内で鷹栖の魅力を発信していただくトークショーを開催し、さっぽろ鷹栖会の会員をはじめ札幌近郊に住む鷹栖町にゆかりのある方や関心のある方に集っていただき、関係人口の拡大を目指します。
町民の皆さんが必要とする情報を分かりやすく伝えるため、広報紙をはじめ防災無線やまちづくり懇談会などさまざまな手法で情報を発信するほか、電子回覧板アプリを導入し、ペーパーレスをはじめ文書配布作業の軽減や町の情報をより手軽に入手することができるよう、試験的に運用を進めます。
行政のデジタル化は、町民の皆さんの利便性の向上や、職員の多様な働き方を実現するためにより一層推進していく必要があります。このため、外部デジタル人材を活用して専門的な知見を取り入れることで、よりスピーディーで利便性の高い行政サービスの提供を目指してまいります。また、行政手続きのデジタル化に先立ち、職員勤怠管理システムや預金調査システムを導入し、業務効率の改善を図ってまいります。
北海道警察から鷹栖警察官駐在所の建て替えについての協力を要請されております。このため、必要となる用地を取得してスムーズな建て替えが進むよう対応してまいります。

▽ポイント07 地域づくり活動と住民センターの指定管理者が一体となった運営体制

3 むすび
以上、令和5年度のまちづくりについて、基本的な考え方を申し上げました。
令和4年中においても鷹栖町の人口動態における社会増は17人となるなど、3年連続で増加が続いております。これまで進めてきた子育て支援対策をはじめとして、地域おこし協力隊の活用、都市部大学生などの関係人口の創出、空き家空き地の把握と流動化に向けた地道な取り組み、新築住宅・空き家改修の助成などの移住定住施策、きめ細やかで丁寧な相談対応など幼児から高齢者まであらゆる世代が安心して生きがいをもって生活できる鷹栖町のまちづくりが、高く評価をいただいた結果の表れだと手ごたえを感じております。引き続き、町の全体のブランド力を高め、町民の皆さんが「他人ごとから自分ごと」としてまちづくりに参画し、さらに魅力を高めるまちづくりに努めてまいります。
鷹栖町の最大の財産は「人」です。人と人とのつながりを大切に、子どもたちが健やかに育ち、すべての住民の皆さんが安心して暮らし活躍できる「オール鷹栖」をみんなで創り、鷹栖町の未来の礎をしっかりと築いてまいります。
町議会議員並びに町民の皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げ、令和5年度における「町政の執行方針」といたします。

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