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自治体の皆さまへ

【特集】ヘルスメイトは健康の味方 栄養満点で元気な毎日を!(2)

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埼玉県富士見市

■[インタビュー]仲間とのつながりで健康の輪をつくる

◇食改で活躍する6人に伺いました
―食改に入ったきっかけは
神保:子育てが終わりゆとりができたことで、食生活をより豊かにしようと思った矢先、広報に養成講座の案内が掲載されていたのがきっかけです。
關野:私が養成講座を受けた平成3年当時、食や介護が盛んに取り上げられる時代でした。きっかけは、子どものためにとかいろいろ理由はありましたが、家庭に埋もれず地域とつながりたいとの思いが強かったと記憶しています。
柴田:私はもともと食に関わる仕事をしており、地域でなにかできないかなと思って見つけたのが食改でした。
長堀:長く勤めた会社を辞めるにあたって、地域のためになることを始めたいと思い、広報で見た養成講座に参加しました。

◇仲間たちと地域のためにできることを
―やりがいや活動への想いは
前田:「こんなに簡単にできるの?」と皆さんに喜んでもらえることがうれしいです。みそづくりなど昔ながらの料理は、私自身も先輩方から教わったように、若い方に伝えていくことの大切さを感じています。
宮本:食改の自主事業や健康まつりなど、一人の力ではできないことを、仲間と協力して作り上げることにすごくやりがいを感じます。
關野:東日本大震災のときには、みんなに声をかけて東松島市に行って炊き出ししましたね。
長堀:東松島市の食改の皆さんは自分たちも被災しながら、1か月後には活動を始めており、小鍋一つでできる簡単料理を広めている姿に感動しました。万が一のときにも、私たちの力でできることがあるのではと感じました。
關野:食改のなかには子ども食堂に携わっている方もたくさんいます。食改で培ってきた経験が、会を超えて少しずつでも地域のためになっているのではないかと思います。

◇栄養バランスの調整は無理をしすぎない
―食生活で心がけていることは
前田:野菜は体から塩分の排出を促してくれるので、塩分を多く取ってしまったときは、野菜をしっかり食べることを心がけています。食改をやっているおかげで身に付いた知識です。
神保:季節の野菜をできるだけ食べることを意識していますが、特に農家さんのことも考え、地元の野菜を食べるようにしています。
關野:基本である「三食しっかり食べましょう」、「バランスよく食べましょう」、「塩分は控えめに」というのはどこでも言われていることですが、年を取っても同じようにできるのかと以前は思っていました。ある日の講習会で「一食の塩分を無理して抑えるのではなく、一日のなかで塩分量を調整しましょう」と教わり、心にスーッと入ってきたんです。それからは一日のトータルが良ければよし!と思っています。

◇SNSの時代だからこそともに料理を
―活動を振り返って思うことは
神保:50周年記念誌を作っていて、創立当時の栄養士さんの苦労を感じました。私が食改に携わって30年たちますが、今は携帯電話でも料理を習うことができます。これまでの状況とは全然違う時代に入ってきていると思います。
宮本:SNSで調べればすぐに分かる時代ですが、例えば材料や作り方が分かっても、どうしたらうまく作れるのか分からないこともあると思います。一緒に料理をする機会を作ることがこれまで以上に大切になると考えています。
柴田:何でも簡単にできる世の中だからこそ、食べること、作ることの大切さをもっと伝えていかなければならないと感じています。
長堀:高齢者学級では、一人暮らしの孤食により手作りのご飯を食べる機会が減っている現状があります。1か月に1回でもいいので、手作りのご飯を食べることをお勧めしたいです。また、食育の観点では、子育て中の仲間を増やしていけたらと考えています。
前田:これからの担い手をどう作っていくのか、魅力をどう伝えたらよいのかというのが一番のポイントですね。今の若い方のニーズに合わせて、講座などを土日に開催したり、保育付きにするなど、歴史を大事にしながら新しい食改を作っていきたいです。
關野:どこの自治体でも若い方がなかなか集まらないのが現状で、つなげる・続けることの難しさを痛感しています。会の責任者として50年という節目を迎えてホッとした気持ちもありますが、これからの時代に求められる食改を築いていくための新たなスタートとして、皆で協力しながら歩んでいきたいと思います。

■自分のため・家族のため・地域のための健康づくり活動を推進してくれる方を大募集!

◇ヘルスメイト養成講座を開催します

※上記のほか、料理講習会と運動講座の参加が必要です。

場所:鶴瀬西交流センター
対象:おおむね62歳までの市内在住の女性で、原則すべての講座に出席し、ヘルスメイトとしてボランティア活動ができる方
内容:講義、調理実習、運動講座などを通じ、食事や健康づくりに関する知識と技術を修得することで、地域でのヘルスメイト(食生活改善推進員)としての活動を学ぶ
定員:0人(申込順)
※保育あり(おおむね10か月以上のお子さん、5人程度、要予約、応募多数の場合は抽選)
費用:無料(運動講座は30円(保険代))
申込み:8月1日(火)~9月1日(金)午後5時15分までにFAX、直接または電話で
※市ホームページからも応募可

問合せ:健康増進センター
【電話】049-252-3771【FAX】049-255-3321

問合せ:健康増進センター
【電話】049-252-3771

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