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男女共同参画ひろば いっぽいっぽ

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埼玉県富士見市

市では「富士見市男女共同参画推進条例」を制定し、性別にかかわらず、個人の能力が尊重される社会をめざして“いっぽいっぽ”取組みを進めています。

■男女共同参画キーワード
〔無償労働(家事・育児・介護など)〕
市場で労働力を提供して対価を得る有償労働に対して、家事や社会的活動などの家族や他人に対価を要求しない労働を無償労働といいます。具体的には、家事、育児、介護、看護、買物、ボランティア活動などが含まれます。
無償労働も人々の生活を支える大切な労働ですが、日本ではその役割が大きく女性に偏っており、女性の社会進出を狭めている理由の一つと考えられています。

◇男性は家事より仕事が当たり前?
生活時間の国際比較(下図)を見ると、諸外国に比べ、日本は男性の有償労働時間が極端に長く、無償労働時間が極端に少ないという結果でした。
このような偏りは、女性の働き方にも影響を与えています。出産後にパートタイム勤務や非正規労働を選ぶ傾向や、管理職になる希望の持ちにくさ、介護・看護のための離職など、結果として男女で賃金の格差が生まれているといった現状があります。
「男は仕事(有償労働)、女は家事育児(無償労働)が中心」といった固定的な性別役割分担意識は減少傾向にあるものの、実際の働き方としては大きく変わっていないことが分かります。

・生活時間の国際比較

令和2年版男女共同参画白書より抜粋(総労働時間が長い3国)

◇より良いバランスに向けて
男女共同参画の実現には、女性の社会進出と平行して男性の活躍の場を家庭や地域社会に広げることが不可欠です。
しかし、「もっと家事・育児・介護を分担しましょう!」と言われても、有償労働時間が長いままでは変えることは難しいかもしれません。
家事・育児・介護などと仕事をより良いバランスにしていくためには、長時間労働を前提とした男性の働き方の見直しや、男女ともに時間当たりの収入が増えること、そして多様で柔軟な働き方ができるようにすることが求められています。

■富士見市男女共同参画講演会「女性のチャレンジと可能性~講談 フラガール物語(常磐炭鉱余聞)~」
誰もが個性と能力を発揮し、活躍できる男女共同参画社会を目指す講演と講談です。
廃坑の町を元気にした女性たちの映画「フラガール」の舞台、福島県いわき市出身の講師が、当時の思い出や炭鉱の歴史を、迫力たっぷりのいわき弁で語ります。
日時:9月3日(日)午後2時~3時30分
(開場/午後1時30分)
場所:鶴瀬コミュニティセンター
定員:250人(無料、申込順)
講師:神田香織氏
申込み:8月1日(火)から直接または電話で
※市ホームページからも応募可
※手話通訳、要約筆記あり

申込み・問合せ:人権・市民相談課
【電話】(内)271

問合せ:人権・市民相談課
【電話】(内)271

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