〈特集〉選ばれる志木市を実現するために令和6年度予算(3)

3／34

2024.04.01 埼玉県志木市

◆まちづくりサポート基金活用事業
市では、「志木市まちづくりサポート基金」として、ふるさと応援資金をはじめとした全国から寄せられた寄附金を積み立てています。令和6年度においても基金を財源とした事業を実施し、ご寄附をいただいた皆さまからの「志木市のまちづくりを応援したい」という想いをかたちにします。

・[志木市におまかせコース]…104万円
災害時における迅速な対応に向けて、公園で使用する災害用仮設トイレの保管倉庫を公園内に設置するとともに、味場地区に土のうBOXを設置します。また、地下式消火栓を使用した消火活動の訓練機器を整備することにより、消防団活動を支援し、災害時への備えを強化します。
・[環境保全・地域経済の充実コース]…135万円
広報大使であるカパルの遠征などに係る活動費の一部を補助することに加え、いろは親水公園エリア内におけ
る鯉のぼり掲揚事業や観光ガイドブックの作成に活用することで、志木市の魅力を広く発信し、にぎわいの創出
につなげます。
・[子育て支援・福祉環境の充実コース]…2,016万円
総合福祉センターの防犯カメラの更新及び照明のLED化により、福祉施設の環境整備を図ります。また、学童保育クラブの照明のLED化に加え、子育て支援センターや保育園で活用する玩具等やいろは健康ポイント事業などにおける測定器を整備することで、子育て支援と健康増進事業の充実を図ります。
・[都市基盤の充実コース]…1,657万円
信号機のない市道交差点へのカーブミラーの設置や市内要所への防犯カメラの増設に加え、歩道へのベンチの設置、劣化が著しい公園遊具の更新をすることで、安全で安心に利用できる都市環境を整備します。
・[教育環境の充実コース]…971万円
市内小・中学校の図書やスポーツ備品を整備することにより、教育環境の充実を図るとともに、公民館などの会議用テーブルの更新、秋ケ瀬運動公園における熱中症対策としての日除けテントの設置など、利用者サービスの充実を図ります。
・[新型コロナウイルス感染症対策等コース]…11万円
アルコール消毒液、マスクなどを購入し、庁舎内キッズコーナーや保育園で活用することにより、感染拡大防止に努めます。

◆事業判定会の結果を予算へ反映
市民感覚を取り入れた事業の改善などを行うため、有識者と市民で構成する判定員が、事業の必要性を判定する事業判定会を実施しました。
今回は、4つの事業について判定が行われ、その結果を令和6年度予算へ反映しました。詳しくは、市ホームページをご覧ください。

・「すくすくしきっ子事業」
判定結果/担当課の要求どおり
令和6年度実施内容/関係機関と連携を図りながら事業を実施する
・「ヤングケアラー家事支援事業」
判定結果/一部見直し
令和6年度実施内容/既存の支援等も活用するなど、関係機関と連携を図りながら事業を実施する
・「トランスボックスアート化事業」
判定結果/抜本的に見直し
令和6年度実施内容/事業開始を見送り、他のソフト事業との連携や実施方法などの再検討を行う
・「大小合併門樋復元事業」
判定結果/抜本的に見直し
令和6年度実施内容/事業開始を見送り、復元方法や復元場所について再検討を行う

■一般会計
304億5,400
対前年度比　+27億5,800万円(10.0%増)
予算総額(一般・特別会計)　493億7,512万円
対前年度比　+30億9,668万円(6.7%増)

▼歳入
歳入の大きな割合を占める市民税や固定資産税をはじめとする市税の予算額は108億160万円で、令和5年度に比べ、2億6,898万円の減少を見込んでいます。

▽主な増減の内容
・[市民税]
個人市民税における定額減税の影響による減や法人市民税における原材料費等の高騰による営業利益の低下に伴い減少の見込み
(前年度比3億5,480万円減)
・[固定資産税など]
土地の地価上昇による増や家屋の経年減価の抑制及び新増築の増に伴い増加の見込み
(前年度比6,215万円増)

▼歳出
歳出は前年度と比較し、市民活動の推進などのための総務費、道路や公園などを管理・整備するための土木費、住民福祉推進のための民生費が増加しています。

▽主な増加の内容
・[総務費]
新複合施設建設工事等や統合型内部情報システム構築委託料などの増加
(前年度比17億7,252万円増)
・[土木費]
館大排水路改修工事や郷士排水機場2号排水ポンプ等改修工事などの増加
(前年度比4億4,018万円増)
・[民生費]
自立支援介護・訓練等給付費や民間保育園の運営助成等に係る経費などの増加
(前年度比2億5,444万円増)