町長コラム Vol.25 とびらをあけて

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九重町長　日野　康志

例年に比べて、早い梅雨入りとなりました。今月の上旬には、台風の接近や線状降水帯による豪雨被害が東海を中心に発生していますが、梅雨入り初期の段階でこれだけの雨が降るとは思ってもいませんでした。温暖化の影響による異常気象です。
近年では、令和2年7月の豪雨災害、令和3年8月の豪雨災害、令和4年9月の台風14号災害と、毎年の様に災害が発生しています。全国でもそうですが、九重町においても大きな被害が重なり、災害復旧に支障をきたす状況となっています。幸いにも災害による人的被害はございませんでしたが、事前防災の意識はとても大事なものとなっています。これまでの経験を活かし、検証を行いながら対策を講じてまいりますので、皆さんのご協力の程宜しくお願い致します。
6月4日に、くじゅう山開き安全祈願祭が4年ぶりに法華院山荘で開催され、くじゅう観光連盟会長として参加してきました。この日は晴天にも恵まれ、多くの関係者や登山客で賑わいました。コロナが3年間続き、大きな災害も起こり、人口も減少し、賑わいも途絶え、人と人との繋がりが希薄化し、辛い辛い3年間でしたが、山をこよなく愛する人たちの笑顔を見た時、山々の風景を眺めた時、心が洗われました。
登山客の皆さん、今年も安全に登山を楽しんでください。町民の皆さん、たまには気分転換のつもりで、心と体の健康のつもりで、自然と登山を楽しんでみてください。