■青少年の家シンポジウム
和泉市長 辻 宏康(つじ ひろみち)
初夏の昼下がり、いずみYMCAキャンプセンター青少年の家(以下、青少年の家)において、「多様な世代・コミュニティが集い、新たな賑わいを創出する『和泉市立青少年の家』の実現について」というテーマで、シンポジウムを開催しました。
青少年の家は、金剛生駒紀泉国定公園の南、和泉山脈の槇尾山の中腹に位置し、豊かな自然に囲まれた和泉市で唯一の市営宿泊施設です。
少し足を延ばせば、おしゃれなカフェレストランや西国三十三所4番目の札所である施福寺があります。隣接するグリーンランドには、晴れた日は六甲山や淡路島を見渡せる展望台や、スリル満点のローラー滑り台もあります。
また、近くを流れる槇尾川沿いには、大型遊具や芝生広場、季節の花を楽しめる「槇尾こもれびの森」を現在、府が整備しています。
このように魅力的な青少年の家ですが、利用者は年間1万人足らずと伸び悩んでいます。今回は新たな魅力創出をめざして、和泉市の産学官それぞれの分野のスペシャリスト約40人に参加いただき、様ざまな角度、視点から貴重なご意見やアイデアをいただきました。
今回のシンポジウムで挙げられた課題の一つが「認知度」でした。参加者の半数が、今回のシンポジウムに参加して、初めて青少年の家という存在を知ったそうです。先ずその存在を広くアピールしなければなりません。
今後、検討を重ね、令和8年にはリニューアルオープンする予定です。今回のシンポジウムでは、テントサウナやグランピング、川遊び、地場産品を使った食事の提供など、様ざまな提言をいただきました。ハード面、ソフト面でイノベーションを実施し、多くの人に利用してもらえる施設をめざし、『青少年の家プロジェクト』を進めていきます。市民の皆様には、青少年の家を訪れていただき、ご意見・感想をお寄せくださいますようお願いします。
問合せ:秘書課
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