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美の扉~和泉市久保惣記念美術館~

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大阪府和泉市

■展覧会へGo〜
◇特別展「宗達-物語の風景 源氏・伊勢・西行-」
本展覧会では、江戸時代初期に京都で活躍した俵屋宗達(たわらやそうたつ)(生没年不詳)と宗達が主宰した宗達工房による作品約110点(会期中展示替え有)をご覧いただけます。公家や武家、裕福な町人たちに支えられた文化の都で花開いた宗達ワールドをご堪能ください。
期間:9月17日(日)~11月12日(日)
・前期…9月17日~10月15日、後期…10月17日~11月12日

◇おすすめ作品の紹介
俵屋宗達は江戸時代のはじめ、京都で扇に絵を描く絵屋(えや)という商売をしていました。今回の展覧会では、『源氏物語』や『伊勢物語』など物語絵を中心に展示します。特に『伊勢物語』を描く「伊勢物語図色紙」は、現存する59点の内36点を前期後期で展示替えを行いながら展示します。あわせて、宗達の技量が遺憾(いかん)なく発揮されている代表的な作品や、書の下絵も展示することで宗達の創意工夫や技量の高さもご覧いただけます。図は、宗達が制作した作品の中でも水墨画の代表作とされる国宝「蓮池水禽図」です。画面下部に口を閉じたカイツブリと口を開いて首をあげるカイツブリを描いています。画面上部には花片を大きく広げる蓮と、花片を散らし実だけとなった蓮を描いています。鳥と花それぞれが静と動を表現する対照の妙がこの図の見所となっています。画面全体を柔らかな筆致(ひっち)でまとめ上げている点も宗達の技量の高さを示しています。

■館長のコレを見て!
宗達が創案した絵画技法として知られているのが「たらし込み」という技法です。これは絵具を画面に置いた際にその絵具が乾ききる前に違う色あるいは濃度の異なる絵具を塗るという技法です。カイツブリの背中や目の周り、蓮の葉に濃度の異なる墨が重ねられています。

■9月の美術館イベント

※美術館入館割引券(有効期限R5.11.12)は本紙に掲載されています。
切り取って美術館に持って行くと入館料が2割引に(1枚で5人まで・コピー不可)

開館時間:午前10時〜午後5時(最終入館は午後4時30分)
休館日:8月21日~9月16日、月曜日、祝日の場合は開館し翌日休館
入館料:一般1,000円、高校・大学生800円、中学生以下無料
割引:団体(有料入館20人以上)、65歳以上(証明になるものを提示)、提携団体の会員証(会員含め5人まで)はいずれも2割引。各種障がい者手帳等提示の本人と介助者1人は無料

問合せ:美術館
【電話】54・0001(〒594-1156、内田町三丁目6-12)

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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