令和4年度 一般会計等決算見込み(2)

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■各会計別決算見込みの状況
一般会計の実質収支は22億9037万円の黒字となりました。
令和3年度の実質収支は20億8484万円の黒字でしたので、令和4年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた単年度収支は、2億553万円の黒字となっています〔表1〕。また、健全化判断比率は、各数値が改善しています〔表2〕。
令和4年度の歳入総額は、令和3年度と比較して約17億円増加しています。その主な要因は、市税が約3億7千万円増加したことや、地方交付税が約6億1千万円増加したことが挙げられます。
歳出総額も、令和3年度と比較して約14億円増加しています。主な要因は、電力およびガスの供給価格の上昇に伴う公共施設等の光熱費の増などにより物件費が令和3年度と比較して約8億1千万円増加したことや、よつば未来公園整備工事の増などにより普通建設事業費が約8億5千万円増加したことが挙げられます。また、市債残高および公債費の縮減を見据えた減債基金への積立てなどにより積立金が約13億円増加したことも挙げられます。
国民健康保険事業会計は、令和3年度からの繰越金のうち1億9千万円を基金に積み立てたことなどにより、単年度収支では2億3787万円の赤字となったものの、実質収支では1億2983万円の黒字となりました。
後期高齢者医療事業会計は、実質収支は7110万円の黒字となっていますが、この黒字の一部は、制度上翌年度に大阪府後期高齢者医療広域連合へ納入することとなっており、実質的には収支均衡を保っています。
介護保険事業会計は、令和6年4月に、くすのき広域連合が解散することに伴い、市単独で介護保険事業を実施することから、その準備事務を進めるにあたり、令和4年度に新たに設置したもので、収支均衡を保っています。
公共用地先行取得事業会計は、先行取得した公共用地などを、将来、道路などとして整備するときに、一般会計で買い戻すため、収支均衡を保っています。

◇〔表1〕令和4年度各会計別決算見込み一覧表

注意事項：
・実質収支=収支差引-繰り越すべき財源=いわゆる累積黒字のこと。
・単年度収支=実質収支-前年度実質収支=当該年度の収支をみるもの。
・各図表の数値は、端数処理の関係上、合計と一部合わない箇所があります。

◇〔表2〕健全化判断比率算定結果

注意事項：
・実質赤字額、連結実質赤字額がないため、比率は「-」と表示しています。
・将来負担比率の財政再生基準はありません。

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