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自治体の皆さまへ

知ってた!?隠れたまちのアレコレ♪ Vol.05

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

市内の知られざるスポットを調査してきました

■生活を支えてきた橋
8月4日は語呂合わせで「橋の日」。古くから人の移動や物の運搬に使われる、私たちの生活に欠かせない存在で、市内にも900以上の橋があります。普段何気なく通っている橋も、歴史や建造にまつわるエピソードを知ると、見え方が変わるかもしれません。

○「日本初」の肩書を持つ橋
仙台のシンボル「広瀬川」に架かり、若林区と太白区を結ぶ広瀬橋。かつてはこの場所に「長町橋」という橋がありましたが、木でできていたため、洪水などで流されるたびに架け替えが必要でした。そこで大規模な架け替え工事が行われ、車も通れる橋としては日本で最初の鉄筋コンクリート橋が明治42年に完成。名称も現在の「広瀬橋」に変更されました。
昭和34年には、より強度を増した橋に再度架け替えられました。かつては市電が橋の上を走っていましたが、昭和51年の市電廃止後に修繕が行われ、自動車、歩行者用の橋となりました。

○役目を終えてからも愛される橋
秋保にある(旧)小滝沢橋(こたきざわばし)は、昭和14年に建造された石造のアーチ橋で、「眼鏡橋」の呼び名で親しまれています。石材には、地元の秋保地区で産出する凝灰岩が使われ、建造時には近くの馬場小学校の校庭に実物大の図を描いて関係者に説明したというエピソードも伝えられています。
昭和57年には新たな小滝沢橋が南側に整備され、この橋は取り壊される予定でしたが、地元の方々の熱い思いで、そのまま残されることとなりました。昭和58年に市(当時は秋保町)の有形文化財に指定されてから今年で40年。今も変わらぬ姿で、道行く人を静かに見守っています。

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