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自治体の皆さまへ

もっと知ろう もっと語ろう 認知症(3)

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宮崎県えびの市

■認知症の人の気持ちを理解しましょう
認知症は誰もがなり得る病気です。認知症を理解して、認知症の人の気持ちに寄り添いましょう。市では、認知症について正しく理解してもらうため、さまざまな取り組みを行っています。

▽認知症の人と接する時のポイント
1.自尊心を傷つけない
理解できない行動にも本人なりの理由があります。気持ちに寄り添った対応を心掛けましょう。

2.本人のペースに合わせる
ゆっくりであればできることも多いので、焦らせたり、急がせたりせず、分かりやすく伝えるよう心掛けましょう。

3.笑顔でにこやかに接する
理解はできなくても、表情や感情は伝わります。笑顔で接することで本人も安心します。

■認知症を知ろう、学ぼう
▽認知症サポーター養成講座
認知症サポーターは、認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族を温かく見守る「応援者」です。対応の仕方を学ぶことで、困っている様子に気づき声をかけたり、お手伝いしたりすることができます。自分でできることから始めてみましょう。
市では、認知症サポーター養成講座の受講を希望する組織や団体を募集しています。講座を受講した人には、「オレンジリング」を配布し、サポーターの目印にしています。
対象:企業・団体・公共サービス関係、小・中学校、高校、個人事業者、家庭教育学級など

▽オレンジトーク(認知症訪問教室)
地域の集まりなどを訪問し、認知症に関する情報や対応の仕方などを伝える出前のミニ講座です。自治会、高齢者クラブ、趣味やサークル仲間など、少人数でも訪問します。認知症に関する疑問や悩みなどが少しでも解消できるように一緒に学びませんか。
希望日の1カ月前までに、市介護保険課地域包括支援センターに電話でお申し込みください。

お問い合わせ:市介護保険課地域包括支援センター
【電話】35-1112(課直通)

■認知症を語ろう
▼オレンジカフェ「よかとこ」
認知症の人やその家族、地域の皆さん、誰でも利用できる集いの場です。お茶を飲みながらゆっくりおしゃべりしませんか。認知症に関する書籍やパンフレットの展示もあり、自由に閲覧できます。認知症や介護、病気、悩みごとなど、専門のスタッフが相談に応じます。ぜひ、ご参加ください。
※カフェのお手伝いをしてくれるボランティアを募集しています。
開催日:毎月第3水曜日
時間:午前9時30分~午前11時30分
場所:市民図書館学習室
参加費:50円
※申し込みは不要です

▽参加者インタビュー 安達秀近(ひでちか)さん
認知症になったときに一人暮らしでは心配なこともあり、当事者の話を聞きたいと思い、オレンジカフェ「よかとこ」に参加しました。参加することで、認知症や介護・福祉のことをいろいろと聞くことができ大変勉強になっています。また、人と話すことで不安が和らぐので、参加者が増えていってほしいと思います。

お問い合わせ:市介護保険課地域包括支援センター
【電話】35-1112(課直通)

▼和みの会(介護者の集い)
認知症や障がいのある人、高齢者等を自宅で介護している人を対象に実施しています。同じ体験を持つ人同士が集まり、日ごろの悩みや介護する上での工夫などを意見交換したり、介護についての講話や相談をしたりする集いの場です。
仲間と悩みを共有し語り合うことで、ストレス解消や新たなネットワーク作りにもつながります。介護疲れに陥らないように、一人で抱え込まずリフレッシュする時間を持ちましょう。
開催日:9月13日(水)12月13日(水)令和6年3月27日(水)
時間:午前9時30分~午前11時30分
場所:えびの市総合福祉センター
参加費:無料
※事前申し込みが必要です。

▽介護者インタビュー 西田明美さん
母を10年間介護しています。始めたころは苦労しましたが、夫や兄の協力、介護サービスの利用で、自分の時間も作れるようになりました。
和みの会では、介護者として同じ体験をしている人と話すことができ、とても気持ちが楽になりました。介護は、家族の理解や、一人で抱え込まずにさまざまな人に相談することが大事だと感じました。

お問い合わせ・申し込み:えびの市社会福祉協議会
【電話】35-2800

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