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自治体の皆さまへ

「もしも」のために備えて安心 ~防災のススメ~(1)

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宮崎県三股町

今年も、大雨や台風の季節がやってきました。昨年9月の台風14号が残した被害の爪痕は、まだわたしたちの記憶に新しいところです。また、5月には全国各地で震度4や5を観測する地震が相次ぎました。
思わぬ被害をもたらす大雨や台風に、いつ起こるかわからない地震。もしもに備え、避難方法、備蓄、非常持ち出し品や情報収集の方法を確認することはとても大切です。

■まずは知ることから
地震が起きる前、大雨や台風が来る前にできることの一つが情報を確認するということです。本町では、自分が住んでいる地区の避難所、避難ルートや災害警戒区域を確認することができる「ハザードマップ」を配布しています。
しかし、ハザードマップは持っているだけでは意味がありません。平時に自宅の周辺、避難経路、よく買い物に行く場所、学校や会社といった自分の生活に身近な場所を実際に歩くなどして確認し、マイ・タイムラインをつくることが大切です。
大雨や台風の接近が予測されるときには、テレビ、ラジオやインターネットなどを活用し情報を集めましょう。「三股町防災ポータル」や「三股町防災アプリ」では、避難情報の発令状況や避難所の開設状況などが確認できます。また、これらの情報は町公式ラインでも発信します。

■マイ・タイムラインをつくろう
マイ・タイムラインとは、わたしたち一人一人のタイムライン(防災行動計画)のことです。台風などの接近による大雨で河川の水位が上昇するときに、どのような行動をとるのかを時系列で整理し、命を守る避難行動のための一助とします。
ハザードマップで自分が住むところのリスクを知り、防災ポータルやラインで情報を入手できるようにしたら、安全に非難するために残るのは具体的な避難行動を考えることです。
警報が出たときや暗くなる前といった「いつ」、どう避難するかや近所に声掛けするといった「何を」を考えることで、スムーズに「行動」でき、命を守ることに繋がります。

■地震に備え、家具の安全を確認
東京消防庁の調査によると、近年発生した大きな地震でけがをした人の原因は、約30~50%が家具類の転倒・落下・移動によるものでした。家具は「凶器」になりえます。とはいえ、家具や家電を使わずに生活することは難しいものです。そこで必要になるのが、「安全な配置」と「固定」です。

○安全な配置
(1)ドアや避難経路をふさがないように置く
(2)引き出しが飛び出し、けがや避難の妨げにならない向きに置く
(3)寝る場所や座る場所にはなるべく置かない

○家具を固定する
L型金具、ツッパリ棒や粘着マットを使うことで、家具の固定ができます。また、ピアノなど、キャスターがついている家具は下皿をキャスターの下に置くことで移動を防ぐことができます。
食器棚など、観音開きの扉には扉開放防止器具を設置しましょう。また、窓や家具のガラス部分には飛散防止フィルムを張ることで、ガラスの破損や収納物の飛び出し防止に効果的です。

■食料・飲料などの備蓄、非常用持出バッグの準備をしましょう
災害によって電気、ガスや水道が被害を受けたときに備えて食料・飲料・生活必需品の備蓄が、自宅が被災したときには安全な場所で避難生活を送るための非常用持出バッグの準備が必要です。

◆Topics 防災MEMO
非常持ち出し品、備蓄品のチェックをしましょう!

○非常持ち出し品
・現金
・預金通帳
・印鑑
・保険証
・免許証
・マイナンバーカード
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・予備の乾電池
・ヘルメット・防災ずきん
・厚手の手袋
・毛布
・缶切り
・ライター・マッチ
・ナイフ
・携帯用トイレ
・救急箱
・処方箋の控え
・胃腸薬・便秘薬・持病の薬
・生理用品
・乾パン
・缶詰
・栄養補助食品
・アメ・チョコレート
・飲料水
・下着・靴下
・長袖・長ズボン
・携帯用カイロ
・防寒用ジャケット・雨具
・充電器
・モバイルバッテリー

○備蓄品
・レトルト食品(ごはん・おかゆなど)・アルファ米
・インスタントラーメン・カップみそ汁
・飲料水(1日1人3ℓが目安)
・給水用ポリタンク
・カセットコンロ
・ティッシュペーパー・ウェットティッシュ
・ラップフィルム
・紙皿・紙コップ・割り箸
・簡易トイレ
・水のいらないシャンプー
・ビニール袋
・ロープ
・工具セット
・ほうき・ちりとり
・ランタン
・長靴
・その他

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